びわ湖大橋のあり方検討会&大津市草津市クリエイティブ事業大賞。

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おはようございます。
大津市議会議員(滋賀県)の藤井哲也です。

昨日、総選挙の幕が切って落とされました。12月14日までの12日間という短い期間ですが、国民にとっては数年に一度の国政選挙です。「無駄な税金を投入してまでやる選挙か?!」という気持ちも分かりますが、すでに戦いが始まった以上は、政策と人物を冷静に見極めて、投票をして頂きたいと思います。私個人としては今回応援には入らない予定ですが、気持ち的に支持している方はいます。ただ滋賀県大津市から2名の国会議員(比例復活も含め)が出ることが最も望ましいと思っています。

また昨日は大津市議会11月議会の「本会議一般質問」の事前通告〆切日でした。
今回も当然、質問の舞台に上がらせて頂きます。日程は12月9日の午後からとなりました。
詳細についてはあらてめてご案内します。


さて、今週初めに県庁において重要な会合が開かれました。
「第3回 びわこ大橋のあり方検討会議」です。

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湖西道路(国道161)が4車線化されることを前提に県が試算したところ、①②③いずれのケースにおいても、琵琶湖大橋西側(大津側)の混雑率は非常に高く、恒常的な混雑を招きかねないことが分かりました。
大津市としてはこれを受けて、湖西道路とびわ湖大橋を結ぶ「国道477」の4車線拡幅化を必須の事業として捉え、その道路整備予算(40億円~50億円ともいわれる)を確保するために、琵琶湖大橋の通行料を継続することを述べてきました。
私も「国道477」の混雑を解消し、地域経済の活性と、地域住民の生活をスマートにするために、4車線化は絶対に必要と考えており、大津市の琵琶湖大橋の通行料継続方針については基本的に支持をしてきました。

こうした経緯の下、第3回会合が進んだわけで、以下が 大津市側の道路整備に関係する部分の要点議事録となります。


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滋賀県:
びわ湖大橋西側は湖西道路4車線化を前提にすると混雑率はかなり高まる。もともとアクションプログラムに入れていたが、あらためて道路整備の必要性を確認できた。湖西道路4車線化とあわせた道路整備が必要と感じた。

大津市:
「国道477」については今年7月1日の交通量調査によると2万4千台で、混雑率に換算すると1.66となる。現状で既に慢性的、な混雑状況となる1.75に近い数字となっており直ちに整備をすべきと考える。また8月1日の第1回会合についても、大津市北部7学区の要望を聞いた上で臨んだ。7自治連合会揃って、生活に支障が出るのであれば、通行料をもって道路整備をしてもらいたいとのことである。さらに大津北商工会でも経済活動に影響が出る懸念があり、「国道477」の4車線化を望んでいる。

座長:
県が行ったアンケートについてはどう思うか?

大津市:
アンケートにおいては維持管理料がかかること、県の道路財政状況を分かって答えておられるのか疑問が残る。

滋賀県道路公社:
なぜ通行料有料でなければならないのか。大津市の近隣住民は県の財政などを理解して要望してきているのか?

大津市:
出資金(100億円程度)と損失補てん引当金(50億円程度)が果たして、国道477の拡幅整備に使われるのかが不透明の中では、通行料継続が必要と考えている。

滋賀県:
財源が確保できないことが、地域の人々が通行料維持(建設改良)の理由なのか。
※財源が確保できれば、地元住民は納得するのかという意味と解釈。

大津市:
「国道477」4車線化が確実になされることが重要だ。

座長:
有料道路として整備または公共事業として道路整備をするのかは本日結論が出せない。私個人の思いとしては、びわ湖大橋は県民の生活・経済に大きな意味を持っている。将来使えなくなるとダメだ。そういう観点で考えていくべきである。次回、滋賀県がたたき台を作ってもらいたい。
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大きな方向としては、「びわ湖大橋通行料の無料化」または「維持管理有料化(100円)」の方向に流れつつあるように感じました。それはそれでいいのかもしれませんが、「国道477」の拡幅整備がセットであることが大前提です。びわ湖大橋を無料化したのはいいが、周辺道路整備が行われないのが最悪のケースで、滋賀県においては基礎自治体と周辺住民の声を聞いた上で、方針を打ち出すようにして頂きたいと思います。



また以前より提案していた「大津草津クリエイティブ企業大賞」がこの度、創設されました。
2012年12月議会で最初に提案してから丸2年かかりましたが、ようやく実現することができました。(※1)ベンチャー企業や地場企業の素晴らしいアイデアが成長軌道に乗るように、行政セクターとしても関与をしていくべきであり、今回の事業創設は大変良いことだと思っています。

11月19日から既に募集が始まっており、12月19日が締め切りとなっています。
正直なところ、事業が認定されるのはたったの1事業(大賞)だけということもあり、その点 改善の余地が残されています。審査員特別賞や、○○銀行などから協賛を得て○○銀行賞などを創り、できる限り多く、ポテンシャルを秘めた事業をカバーする制度に作り上げていくべきです。

以下が募集要項です。現在まだ大津市ホームページには公開されていませんので、お問い合わせについては「大津市産業観光部 商工労働政策課」(※2)までお願い致します。


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大津市議会議員 藤井哲也拝



【参考】
※1:2012/12/30ブログ記事「中小企業、ベンチャー企業支援について」
※2:大津市産業観光部 商工労働政策課ページ(大津市役所HP)




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