大津市議会2月定例会も大詰め。

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こんにちは。
大津市議会議員、藤井哲也です。

なぜか最近体調が思わしくありません。
議員の職責を果たさなければ市民の皆様に対して失礼ですので、体調の管理には十分気をつけて過ごしたいと思います。皆様も季節の変わり目ですので十分ご自愛くださいませ。


去る11日。
午前中は母校真野中学校の卒業式。
96名の皆様が新たな門出を迎えられました。誠におめでとうございます!


同日午後からは、議会の常任委員会。一般議案(条例案)の審査を行いました。
私の担当する部分で特に問題だと感じたのは、「土砂搬入の規制を強化する条例案」。
昨年まで、市内には京都をはじめ他所から土砂搬入がなされ、南庄や栗原など市北部では大変な問題となっています。そうした事態を招いたのは条例に不備があったからで、今回 西日本で最も規制を強くする条例案が議会にかけられています。

私が問題指摘したのは、簡単に言うと「いくらでも悪徳業者が許可基準をすり抜けて、搬入が可能であること」です。
つまり、これまで処分を受けた会社の役人や使用人がいる会社には搬入を許可しないと条例案にありますが、悪徳業者にとってはこのくらいのハードルは軽く越えられます。実質的に影響力を持ちながら、違う会社に働きかけて有害物質を含む、または住民の生活を脅かす土砂搬入をすることが可能と言うことです。事実として、大津市ではそのような事例があります。
市答弁としては、「条例を運用する中で、毎年見直しを行っていく」というものでした。
個人的見解としては、いくら土砂搬入量に応じて課金することや住民への説明を義務付けても、悪徳業者にとってはあまり意味がないことで、そうした可能性がある業者を警察や公安と協力し、ブラックリストを作成しておき、最初から排除しなければならないと考えます。
そうなるように条例の運用状況を注意深く見ていこうと思います。

また、11日の常任委員会中に、東日本大震災が発生した時間が来ました。
議員はもちろん、市職員も一緒に、黙とうをささげ、犠牲者のご冥福をお祈り致しました。


12日は朝から、防災対策特別委員会。
自主防災会の強化や、防災情報システムの立ち上げ等に関して、市消防局と市総務部危機管理室から説明を受けました。
特に私からは以下2点の問題指摘を行いました。

■自主防災会は自治会加入者が中心となっているが、非加入者を巻き込むことが重要な課題である。3月7日の防災研修会での質疑応答を踏まえて、市として平成26年度工夫していることはあるか?

■昨年の台風18号襲来時に県の防災情報システムはうまく機能しなかった。現場はシステムへの入力どころではなく現場対応で手いっぱいだった。市としてはこれを教訓に、どのような課題を持ち対策を講じているのか?



私はビジネスで大変お世話になっている方から、「質問」のあり方について政治家になった当初ご教授頂いたことがあります。
それは「質問」は「気付きを与えること」だという教えです。
その方は「ソクラテスメソッド」と仰っていますが、「質問」は議員に与えられた重要な権限だと思っています。いかに執行機関である行政組織に「気付きを与えるか」を大切に、誠にオコガマシイかもしれませんが、引き続き議員活動に取り組んでいきます。

いよいよ明日が、市議会2月議会の閉会日です。


大津市議会議員 藤井哲也拝





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