『財務省のマインドコントロール』

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おはようございます!
みんなの党 大津市議会議員 藤井哲也 です。

衝撃的な本が先日発売されました。
みんなの党 江田憲司 幹事長による「財務省のマインドコントロール」です。
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デフレ下での消費税増税がいかに益なきことか、まずは増税の前にきっちりとやることをやらねば全く意味がないということが理論的に説明し、そして増税なくしていかに財源をだすのかを明確にしています。
また、財務省が官僚制度を支配し、政治家をも恫喝し、マスコミを操作するメカニズムも実体験を基に記載されています。
江田幹事長は、消費税増税を行った橋本龍太郎元首相の秘書官であり、最側近でした。当時の状況を述懐する中で、いかに財務省(大蔵省)が問題ないのかを述べています。

私がこれまでずっとわからなかったことのひとつが「消費税増税をなぜそんなにやりたがるのか?」ということです。
消費税増税をしなければ、国家財政破綻する!という、霊感商法的なことが世間では言われていますが、たとえば、「CDS」という国債のデフォルトに関する信用性指標のようなものがあるのですが、この本に依れば、ギリシャ国債247%は群を抜いていますが、イギリス国債0.7%、ドイツ国債0.8%、日本国債1.2%、韓国国債1.3%、フランス国債1.7%、ロシア国債1.8%となっており、デフォルトの危険性はほとんどないといっていいでしょう。
たとえ1000兆円の負債があったとしても、 会社経営をやっている人ならわかりますが、資産もそれ相当にもっています。トヨタには19兆円の負債がありますが、30兆円の資産を持っています。
1000兆円の負債だけ持ってきて、いますぐ国家破綻するというのはいくらなんでもいいすぎです。

それではなぜこんなに性急に、そして政治家生命をかけてまで消費税増税にこだわるのか?
私の中ではずっと疑問に思っていましたが、ひとつの答えがこの本には書かれていました。

ぜひとも皆さまにも読んで頂きたい本です。


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