【一般質問2018.9議会②】市民センター機能等あり方検討について(2)

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 前記事に引き続いて、市民センター機能等あり方検討に関する一般質問の解説記事です。


◆市民センター施設の指定管理料について

Q(藤井)
 草津市では、職員人件費4名1,223万円とその他経費558万円を合わせて1施設当たり、これコミュニティセンター、草津市ではまちづくりセンターと呼んでいらっしゃいますけれども、1施設当たり平均で年間1,782万円の指定管理料を基準価格で運営をされています。
 大津市でも今後検討が進められると思いますが、配置職員数、人件費、その他経費の基準価格に関してどのように検討をしようと考えているのかを伺います。

A(井上市民部長)
 指定管理料につきましては、指定管理の委託業務内容を精査した上で、必要となる人員数等を勘案し算定してまいりたいと考えております。以上でございます。

Q(藤井)
 再問です。これも先ほどの飲酒を可能とするのかの質問と同様の趣旨なんですけれども、受け手側ですね、指定管理を受ける側にとっては、この指定管理料も、もちろん、その判断基準になってくると思われます。
 つきましては、「より良い案」というものが作成される段階においては、ある程度示されるべきであるというふうに考えますが、本市の今後の検討のあり方についてお伺いしたいと思います。

A(井上市民部長)
 再度の御質問にお答えいたします。現在行っております、公民館の自主運営モデル事業の実際の状況を見ながら考えてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

Q(藤井)
 再質問いたします。(公民館自主運営)モデル事業は、私はモデルとなっていないと考えていまして・・・というのは、単にお手伝いしているだけじゃないですか、公民館のお仕事の。であれば、私はあれはモデルになり得ないなと考えてはいるのですが、それはちょっと余談かもしれませんが・・・。
 その中で、どのように検討していくのか。私はあれ(モデル事業)は、そんなに参考にはならないなとに考えているので、なんらか本市としましては基準となるものを別途、様々な状況なども勘案しながら、また他都市の状況なども研究されているのは承知していますけれども、どういった基準を作っていこうとされるのか、「より良い案」で、ある程度示されるべきだと考えますが、その点について改めてお伺いしたいとに考えています。

A(井上市民部長)
 今現在行っていただいております(公民館自主運営)モデル学区ですね、そちらの学区の皆さんの御意見も聞きながら、「より良い案」の際には、一定のことを示していきたいというふうに考えております。以上でございます。

Q(藤井)
 再問です。(公民館自主運営)モデル学区の意見を聞きながら進めていくというふうなことであります。
 今、進めていらっしゃるところが、幾つかありますけれども、もちろん、例えば長等であれば公園緑地協会から委託を受けていらっしゃったりとか、びわ湖競艇場を持っていたりとか、指定管理以外に頼るべき収入があるというふうに考えています。
 ある程度そのような外部からの収入が得られやすいところがまず手を挙げている。私が住んでいる真野学区はそうではないとは感じていますけれども、比較的有利な条件にあるところばかりの意見を聞いても、私はそれ以外のところが、その条件で受けられるのかなということは非常に懸念するところではあるんですけれども、その(公民館自主運営)モデル学区の声だけ聞いて、それで(委託料の基準価格を)作っていくという、私はその考え方には反対するところでありますけれども、それでいいのか、改めてお伺いしたいと考えます。

A(井上市民部長)
 再度の御質問にお答えいたします。一定、(公民館自主運営)モデル学区の皆さんの意見も聞かせて頂きながら、それが全てだとは思っておりませんが、一定のことは聞かせて頂かないといけないと思っております。それを聞いた上で決めていきたいと思います。以上でございます。

Q(藤井)
 再問です。最初の質問でも聞き、再質問でも聞いたんですけれども、「より良い案」に向けて作っていかなアカンと私は考えています。
 その検討の進め方についてお伺いしたいと考えています。「より良い案」を出されるタイミングがありますよね。その時までに、(委託料に関する)基準価格などは決めておかなければ、(まちづくり協議会などが)判断ができないんじゃないかなと考えていますので、その点についてお伺いしたいと考えています。

A(井上市民部長)
 「より良い案」の中では一定のところは、お示しをしていきたいというふうに思っております。以上でございます。


 * * *

 以上が質疑応答です。
 何度かのやりとりを経て、委託料に関する基準価格について、「(それが全てだとは思っておりませんが、公民館自主運営)モデル学区の皆さんの意見を聴きながら」、「より良い案の中で一定のところは、お示ししていきたい」という答弁を得る事ができました。

 施設の指定管理を受けられるか否かを判断する材料(指定管理料の基準価格)が、「より良い案」に示されていなければならないと考えています。
 また、モデル学区は他に収入源があるなど有利な立地条件にある学区が比較的前向きに取り組んでいることから、そうではない学区(モデル事業に慎重な学区)にこそ、意見を聴いて進めなければならないと考えます。
 そのことを確認できた、それなりに大変重要な質疑応答だったと考えています。



フジイテツヤ




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