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近況 2020年7月

新型コロナの影響はまだまだ続きそうです。
永田町周辺からは、この秋の臨時国会冒頭での解散・総選挙の風が日増しに高まってきているという声が入ってきます。
オリンピックの開催可否を年内に決定するということなので、臨時国会期末での解散は、リスクヘッジの点からないだろうという見方であり、また来年1月の通常国会冒頭解散も同様の理由からないと考えられます。そうなれば、今、解散をするのが一番良いのではないかというのが政権与党の考え方だと思います。

次の総選挙の争点は、コロナウィルスなどの危機管理体制の問題、そしてデジタル社会推進の流れ、さらに雇用や社会保障制度をどうするか、それらと対をなす財政問題をどのように考えるかということになるはずです。次年度予算編成に向けた動きの中で、もうすぐ公表される「骨太方針」。この中で、雇用や社会保障制度の問題についても触れられるはずですし、コロナ対策、景気対策も触れられるはずです。時代の転換点にいる中で、いま私ができることを考え、行動していこうと思っています。


近況ですが、おかげさまで元気にやっています。
滋賀県の就業支援センターである「しがジョブパーク」に週1、2日非常勤で詰めて、県のインターンシップ事業や就職氷河期世代支援に携わりながら、自治体むけのコンサルティングとして、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略、各種福祉計画の策定のお手伝いをさせていただいています。

さらに新規事業としていくつか、プロジェクトを立ち上げる予定で、結構忙しくなってきそうです。あまり儲からないのですが、種まきかもしれません。

会社のホームページもリニューアルしました。
https://public-x.jp

事業にかける思いや、どのようなことをやっていこうとしているのかなどを、簡単ではありますが、まとめていますので、ご興味持っていただけましたらご一読いただければ幸いです。地味に、どんどん前に進めていこうと思っております。まずは関西で頑張る自治体の応援かなぁと。

日本人材マネジメント協会さんのウェブセミナーの講師も無事終わりました。
1時間半、ほぼ話しっぱなしの状態で、かなり憔悴しました。が、良い経験を積ませていただけたと感謝しております。
2、3日かけて作った資料なので、どこかで共有したいなと思います。
自治体や民間企業で「就職氷河期世代の活用策」などのテーマで講演や執筆などのお話があるようでしたら、ぜひ務めさせていただきたく思っておりますので、お声がけいただけましたらと思っております。



梅雨空が続きます。ご自愛くださいませ。



藤井哲也





Yahoo!記事掲載と、日本人材マネジメント協会でのセミナー登壇のお知らせ


就職氷河期世代支援どころではなくなってきました。新たに就職氷河期世代が生まれるのでは?という懸念もじわじわと広がってきています。

こうした社会不安に際して、自分なりに思うところを記事に書かせて頂き、Yahoo!やJBpressといった大手メディアにも取り上げて頂きました。もし良ければ一度、見て頂けましたら大変嬉しいです。

▶︎Yahoo!の記事(5月25日掲載)
https://news.yahoo.co.jp/articles/85af446b3e5ed937af2a97ea89d7d908dc45706b

▶︎JBpressの記事(5月25日掲載)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60617


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さらに延期となっておりました「日本人材マネジメント協会(JHRM)人事制度研究会」でのセミナー登壇についても、オンラインでの開催が決まりました。6月25日(木曜)の19時〜21時です。オンラインツールzoomでの開催となります。テーマは『就職氷河期問題を科学的に整理・分析する』ということで、僭越ながら学者でもない私ですが、就職氷河期世代問題についてお話をさせて頂きます。就労支援の現場や、自治体議員の経験を生かして、お話しできればと思いますので、もし良ければお付き合い下さいましたらありがたいです。

お申し込みは、日本人材マネジメント協会ウェブサイト、もしくはフェイスブックのイベントページからお願いいたします。
▶︎日本人材マネジメント協会のウェブサイト
▶︎フェイスブックのイベントページ



(日本人材マネジメント協会 ウェブサイト)


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第51回 人事制度研究会のご案内

開催日:6月25日(木)19:30~21:30
会 場::Zoomを使用したリモート開催です。
定 員:10名

内 容テーマ:『就職氷河期問題を科学的に整理・分析する』
不本意非正規労働者が多いとされる就職氷河期世代。このまま当該世代が老齢期を迎えると10兆円単位の社会保障経費が必要になると言われています。2020年度から国を挙げて3年間の集中支援が始まります。そこで就職氷河期世代問題を科学的に整理、分析し、雇用の受け皿である企業担当者や施策立案に関わる方、学識者を交えて、国の政策立案や自治体の施策立案、企業の人事労務の新たな取組に資する意見交換を、行います。

スピーカー:藤井 哲也(ふじい・てつや) 氏(株式会社パブリックX代表取締役、就職氷河期世代支援専門家)
2003年株式会社パシオ(現在のパブリックX)を創業。ジョブカフェ事業や職業訓練校事業の受託、企業向けの採用支援、有料職業紹介のほか、創業支援など幅広く事業を展開。2011年から2019年まで地方議員として中核市の雇用労政などにも注力。2019年から2020年にかけて民間企業の行政渉外担当も兼任。京都大学公共政策大学院修了。1978年生まれ。「就職氷河期世代を戦力化する人事実務、マネジメント」(「人事実務」2019年12月号)など寄稿多数。

ウィズコロナ、アフターコロナを考える


コロナウィルス感染拡大防止として採られた緊急事態宣言で、企業活動の停滞があった1ヶ月でした。
ようやく東京や大阪などを除いて、制限解除がなされ、気持ちも晴れてきました。
この1ヶ月、時間はゆっくりありましたので、これからの方向を改めてじっくり考えることができたように思います。
自分自身と対話して、自分の方向性をこれほどゆっくり考えたのは、大学生以来だと思い、そうした点ではこの間、時間を有効に活用することができました。

また思うところを積極的に文章にまとめて、社会に提言することもしてきました。

▶︎言論プラットフォーム「アゴラ」への寄稿記事
 「コロナショックで新たな就職氷河期を生まないために
▶︎時事通信社「地方行政」及び、Public dots & Company「パブラボ 」への寄稿記事
 「地方自治体における就職氷河期世代支援の進め方





3月、4月の景気動向指数は大きく落ち込んでいます。
私も現在は1中小零細企業の経営者になっておりますので、まさかこのような経済状況になるとは思ってもいませんでした。
幸いと言って良いのか、2月から営業活動をして4月までの間で、なんとか今年一年分の仕事を受注することができて、なんとか落ち着いていますが、日銭商売をされている事業者にとっては本当に貯まったものではないと思います。優良な事業者も今回のコロナショックで倒産してしまうと、将来の日本社会にとって必要な地盤が失われてしまいます。いま選別している時間はないと思うので、とにかく全ての事業者がコロナショックで潰れないように対応をしていく必要があると私も感じています。

また、ウィズコロナ、アフターコロナでは働き方が大きく転換していくものだと考えています。
バッと自分の思いついたことを書き記しただけですが、やはりリモートワークが当たり前になる「ニューノーマル」がこれからは進み、働く場所や時間、雇用形態というものが、あまり意味をなさなくなるのではないかと考えるところです。
会社代表ブログ



一体感やエンゲージメントを持つため、一定のリアル会議は必要かもしれませんが、製造業やケアワークでもなければ、出社して無意味にネットサーフィンして時間を過ごす必要や、無駄な朝礼、無駄な通勤、無駄な会議も必要ありません。
わたしがこうした変化の中で着目しているのが、雇用形態の融解です。一方では、改めて非正規労働者が雇用調整機能のバッファになっていることが露見しているわけですが、他方、何が「正しい勤務体系」かは、リモートワークが恒常化して、New Normalになるだろう近い未来において、定義することさえ陳腐になると考えています。

一夜にして、長年議論されてきたフリーランスや副業兼業による所得の扱いに決着が付きそうになっています。もう古びて老朽化している社会保険制度や年金制度も、国保や国民年金に一元化されれば、私はスッキリ解決すると思うのですが、どうなんでしょうか。今後、議論は一気に加速するような気がしています。

「正規」「非正規」という現代版身分制度の疾苦から脱却し、誰しもが「正規」の働き方を享受できる社会の入り口に、いまウイズコロナ、アフターコロナを展望する際に立とうとしているなら、ピンチをチャンスとして捉えて、良い方向に社会パラダイムを動かしていかねばならないて思っています。
まずはNew Normalに対応するための業務プロセス見直し。そしてNew Normalに適応した就業規則や雇用勤怠ルールの整備。そうした議論の基になるたたき台が必要だと思います。
できるなら、そうした新しいルールメイキングに、私も加わっていきたいと強く願っています。動きます。


徐々に仕込んできた案件が、これから芽を出してきます。
ウェブサイトもとりあえず中身は制作中ですが、立ち上げました。
そろそろ動いていこうと思っています。


藤井哲也


議員任期満了から1年!

 あっという間の1年。10年分の経験を得た1年。

 2019年4月30日をもって、8年間務めさせて頂いた大津市議会議員の職を離れ、1年が経ちます。あらためて任期中にお世話になった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。
 改めて感じるのは、応援して頂いた皆様のパワーのおかげで、議会でも地域でも思い通りの活動ができたという点です。応援して下さる方の声というのは、本当にありがたかったと思っています。

 地方議会の場に戻るという選択肢はありませんが、将来的に気分一新、議員として心新たに挑戦したいと思うようことがありましたら、また皆様のために頑張ろうと思います。あくまで地方議員は目的ではなく手段。良い社会にしたい思いの最短ルートが議員であるなら、その選択肢を排除することはこれからも、今後もありません。


 さて、この一年間の私の動きを振り返ると「激変」という言葉がぴったりでした。
 東京に出てメガベンチャー企業の社長側近として、国会議員や官公庁にロビイングの活動を通して、かけがえのない経験を積むことができました。また就職氷河期世代の活躍支援という私のライフワークに関しても、関係者の皆様と深くコミュニケーションをとり、自治体ごとに就職氷河期世代活躍支援のために自由に活用することができる交付金制度の創設にもつなげることができたりと、地方議員ではとてもできないネットワークと経験、そして社会的政策への貢献ができたと満足しています。

 そしてこの4月からは改めて関西に軸足を移し、2003年に立ち上げた就職氷河期世代の就労支援会社をリニューアルさせて、新しい船出を始めました。しがジョブパークでも週1-2日だけ働いています。1年で10年分の経験を得たような実感を得ています。

 現在、新型コロナウィルスの影響で全国的に自粛ムードが続いています。肌感覚では私自身も会社経営者として体感したリーマンショック後の大不況期を超える雇用や地域経済への影響が、今後出てくると感じています。アフターコロナに、甚大なダメージを受けているかもしれない雇用や、自治体の諸課題に対して、この一年間で培ってきた経験をいかして、解決に向けて、全力疾走で取り組んでいこうと考えています。

 議員であっても、なくとも、これまでのご恩を忘れず、社会のために活動をし続けていくことで、報恩していきたいと思います。

 一燈照隅。万燈照国。深謝。


藤井哲也

カムバックto滋賀!

 もうすぐ議員任期が満了して1年が経とうとしています。
 先日は約1年ぶりに大津市議会にへ顔を出しに行ってきました。4月に同期の桐田真人議員が加入し最大会派となった新和会に近況報告を兼ねて就職氷河期世代政策について情報提供に伺わせて頂き、以前会派を組ませて頂いていた谷ゆうじ議員にも激励に伺いました。行く先々で様々な方とお出会いすることがあり、懐かしい想いとなりました。
 
 さて、私はといえば2月で東京での武者修行を終えて、3月いっぱいは少しゆっくりさせて頂いていました。
 4月からは再び滋賀県に戻ってきて、草津にある「しがジョブパーク」で就職氷河期世代支援と人材確保支援コーナーの担当を非常勤でさせて頂くことになりました。就職氷河期世代支援にもっと集中的に関わりたいという動機が、市議を引退した理由の一つでもありました。そうしたことから、この4月からはバリバリの現場で就職氷河期世代支援に関わることができて、大変良かったと考えています。

 

滋賀県でも就職氷河期世代支援が始まりました。




 就職氷河期世代支援に関しては、時事通信社「地方行政」に、これまで3回記事を執筆させて頂きました。
 これも東京で得た関係知によるものです。東京に行って本当によかったなと感じています。生かすも殺すも自分次第。しっかりとこれまでの経験を生かしていきたいと考えています。

時事通信「地方行政」は全国の自治体や地方議会などに配布されています。就職氷河期世代支援について公共政策に関わる多くの方が関心を高めていただければ!





 さらに、スタートアップ企業の立ち上げや経営、地方自治体での議員、永田町・霞ヶ関での政策渉外の横断的な経験を生かした事業展開を目指して、2003年に設立した「株式会社パシオ」を第二創業として位置づけ、「株式会社パブリックX(クロス)」としてスタートしました。
 企業ウェブサイトは現在、制作中です。

政治行政と民間が掛け合わさることで第三のチカラを発揮できるはず。



 
 具体的な事業としては、公共政策のプランニングをチームにより進めていくというものです。
 国や議会、自治体、政治団体などからのオーダーに基づき、社会や地域活性に資する公共政策のプランニングを、その道のプロフェッショナルによるチームを編成し、公共と民間双方のパワーを最大限に発揮できる政策に仕上げていくお手伝いをしていきます。すでにいくつかの町の総合計画や総合戦略、国の社会保障政策、教育政策に関して案件を頂戴しており、動き始めています。
 このほかいくつかの重要なプロジェクトにも若輩ながらお誘い頂いており、動き始めています。

 引き続き、全力で社会のために活動を進めていきます。ご指導とご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。


京都祇園・八坂神社。疫病退散に縁があるパワースポットです。




藤井哲也

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