驚愕!これが大津市が1200万円かけて作ったWEBサイト。

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 今週月曜日から大津市議会では決算常任委員会が開催中です。
 月曜日に決算の全体会が開催され、こちらで行政評価の問題点を指摘させて頂きました。
 後日、こちらについては解説交え記事を書きたいと思います。

 それよりも問題に感じたのは火曜日の決算常任委員会の分科会です。
 私は「生活・産業分科会」に属し、環境部や市民部、産業観光部の所管事項について審査をさせて頂きましたが、その過程で明らかになったのが、平成27年度に大津市が1200万円の委託予算を用いて製作した「多言語対応観光ホームページ」が1200万円もかかったことでした。

 1200万円のホームページというのは、みなさんでしたらどのようなものを想像されるでしょうか?

 こちらが当該ホームページです。


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 ホームページを作った会社の方や、事業者の方であれば、1200万円のホームページというのがどれくらい高いのかが分かって頂けると思います。大津市の説明では多言語にするのにお金がかかったということや、CMSを導入したから高くなったからとか、または写真を一から用意したから高くなったと言いますが、多言語に翻訳するのに何百万円もいると思いますでしょうか?CMSを組み込むのに何百万円も必要でしょうか?ビジターズビューローが豊富に版権を持っている写真を活用すれば済むものを一から写真を用意して300万円もかける必要がありますでしょうか?
 利益を出している超大手企業ならまだしも、市民の税金を原資とする行政のホームページで、こんなお金の使い方はありえないでしょう!!!ありえないです。

 このホームページを作ったのは、東京にあるDHE株式会社という企業です。


 「大津市観光プロデューサー(檜垣敏氏)」の高額な大津市出向負担金(1200万円)にしろ、今回の「多言語対応観光ホームページ」の製作費(1200万円)にしろ、世間一般の相場から大きく離れていますし、旅費交通費の二重払い行為など市民の税金を食い物にしていると言っても過言ではないと感じます。
 
 現在の大津市観光部局は市民感覚ではありえないことを平気でやっています。
 大津市民の税金を、こんなに無駄遣いしていいのでしょうか!!!言い訳がありません。

 旅費の二重払い(定期券を持っているJR区間にも関わらず旅費が二重で支給されている)がなされており、決算議案に関して、平成27年度における旅費の二重払いの確認状況を伺った際、あまりにも大津市議会や議員をバカにした答弁もありました。

 こういうことを平気でする者を私は本当に許せません。
 特に観光行政の管理職である産業観光部長である山田崇氏、観光振興監(次長級)である金利辰夫氏、観光振興課長である岸本宏氏のYKKと言われる人物と、観光プロデューサーの檜垣敏氏には強く反省を求めたいと思いますし、市民に対して誠実に仕事をしてほしいと思います。

 大津市長の給与(1198万円)を超える観光プロデューサーの高額負担金(1200万円)の問題は疑惑に満ちており、この問題については引き続き調査にあたっていきたいと思っておりますが、今回あきらかになった多言語観光ホームページもこれに劣らず、市民の税金を湯水の如く浪費する事業ではないかと感じており、今後調査をしていこうと思っています。

 何度も言いますが、「1200万円!!!」もするホームページがこの品質というのはありえないです。お粗末です。
 私もかつてデザイナーをかかえホームページ制作を事業として行っていたからこそ分かりますが、多言語部分の翻訳作業を外注に出して、今回の同品質のホームページを作るとしたら、おおよそ100万円~200万円くらいでしょう。
 ※ちなみに私が経営する会社のホームページはCMS込みで30万円程度で製作しました。

 もはや差額分の1000万円程度は業者に対する利益供与と私は捉えています。
 しかし東京の会社に利益供与したとしても何も大津市に得策ではないにも関わらず、なぜそのような優遇なことがなされるのでしょうか?

 そもそも、プロポーザル(公募)により制作会社を募集したのですが、どのように募集したのでしょうか。なぜ東京の会社がそのことを知ることになったのでしょうか?
 観光プロデューサーの檜垣氏とこの制作会社DHE株式会社の社長はフェイスブックで確認する限りつながりがあるようですが、募集時や選考過程で不適切な行為はなかったのでしょうか。
 更になぜ檜垣氏が本年3月にこのDHE株式会社へ約4万円もの出張旅費を使って東京出張訪問をした際、「復命書(視察報告書)」を作成しなかったのでしょうか?全国的に話題になっていますが、議員が視察訪問をした際には、視察報告書を書くのが当たり前です。そうした当たり前のことを、観光プロデューサーは行っていません。
 
 
大津市議会議員 藤井哲也拝 






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