「真の地方自治」とは?~議会基本条例づくりの現場から~

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おはようございます。
大津市議会議員(新世代滋賀大津)の藤井哲也です。

この土日は私の活動報告会以外にお祭りやイベントと多忙でした。
「堅田湖族祭り」、「ドラゴンキッズ大会」、「ふれあい志賀夏祭り」など地域のイベントに多数参加させて頂きました。運営に携わっておられる皆さま本当にありがとうございました。どのイベントも心配された天気もなんとかギリギリ持って大勢の皆さんが参加されて盛況でした。本当に良かったと思います。

湖族祭り2014
(例年以上の盛り上がりを見せた堅田湖族祭り)

ドラゴンキッズ2014
(役員として運営に携わらせて頂いたドラゴンキッズ大会)

志賀祭り
(あいにくの天候にも関わらず大変な盛り上がりの志賀祭り)


さて、昨日は政策検討会議で「議会基本条例」について議論を行いました。
議会基本条例は、多くの地方議会で制定が進められており、どちらかというと大津市議会は後発組になります。そのため先進性がある内容にすべく議論を深めているところです。

1基本条例84

基本条例842


この条例作りに関する議論はまだ途中ですが、座長案(座長:竹内照夫議員)が検討会議メンバーに提示されて、その座長案について意見交換や取りまとめがなされているところです。

その中で私としては非常に大事だと思う部分が、この議会基本条例の理念となる部分です。

座長案は「議会は、市民自治の観点から、時代を先導し、真の地方自治の実現を目指すことを基本理念とする。」とあります。私はこれで問題ないと思うのですが、「真の地方自治」という文言は非常に素晴らしいワードである半面、曖昧であり市民にとってもわかりにくいものであると考えています。

昨日の検討会議においてもこの部分について議論を深めるべきだと申し上げましたが、「時間がかかる」ということで議論せず飛ばされてしまいました。細かい文言よりも、よほど「理念」について時間をかけて詰めるべきことが多いと思うのですが、あっさりと飛ばされたことついてなんとも言えない気持ちになっています。
「理念」は私は「大津市民憲章」などに匹敵するような大切な文言だと思うので、一言一句、検討会議メンバーで意見を出し合い、その意味するところを議論すべきだと思います。「真の地方自治」とは何か?これを明確にしない段階での、細部の意見交換はあまり意味がないようにさえ感じます。この政策検討会議の性格を、その部分の議論から垣間見た気がしています。

当然、「真の地方自治」というからには、団体自治の観点からも国県など他の行政機関から独立自立した存在として財源・権限の移譲を求めていく姿勢であるべきであろうし、住民自治の観点からも市民との関係性を考えていくべきだと思います。「地方自治」という言葉を使うのは簡単ですが、意味するところはかなり広義のものです。解釈をしっかり議論すべきと考えていますので、次回政策検討会議においても折を見て、課題提起をしていきたいと思っています。

またそのほか、議会の活動原則や、議員の活動原則、会派の役割などについて、議論をしています。ピンボケの条例にならないように、新世代の感覚を持ち、意見を申していきたいと思います。

議会提出時期は来年の2月議会を予定しています。それまでにパブリックコメント(市民の皆さまからの意見照会)もなされます。あらためて適宜情報提供をしていきたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝





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