議員と経営者の両立。

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おはようございます。
滋賀県大津市議会議員の藤井哲也です。

あまりこのブログには会社経営のことは書いておりませんが、私自身は2003年に若者の就職支援会社を起業して以来、現在まで11年間会社経営をしています。

そもそも政治を志したのも、会社経営の中で感じた「社会の仕組み」への取り組みの必要性からであり、私の中では会社経営も政治活動も同源のもの、表裏一体のものです。
つまり、会社経営も政治活動もその目的は「若者の就労機会の拡大」「若者の職業経験・就業スキルの蓄積」です。会社経営でアプローチできない行政セクターへの取り組みは政治活動で、逆に政治活動でアプローチでいきない民間セクターへの取り組みは会社経営にて行っています。

ただし、議員には兼業禁止規定というものがあります。
普通地方公共団体の議会の議員は、当該普通地方公共団体に対し請負をする者及びその支配人又は主として当該普通地方公共団体に対し請負をする法人の無限責任社員、取締役、執行役若しくは監査役若しくはこれらに準ずべき者、支配人及び清算人たることができない(92条の2)。

簡単に具体的に言うと、「私自身が関わる会社が大津市から業務を請け負ってはならない」というものです。
つまりそれに該当しなければ、議員と会社経営はやって問題ありません。

大津市議会議員の報酬(月給)は現在55万円ほどです。
保険料や税金などで10万円近くが引かれ、政治活動(各種会食費や、報告会の開催費、チラシ制作印刷費、交通費)で毎月20万円近くかかり、次回選挙のための貯金に10万円をまわすと残りは15万円ほどです。配偶者1人、子ども1人の家庭で生きていくに十分です。

55万円の月額報酬に見合った働きができるように常に民間意識を持ち活動をしているつもりです。
市民の皆様からの投資だと捉えており、毎月最低でも55万円以上の働きをするように意識して政治活動に取り組んでいます。
成果が出ているか分かりませんが、昨年私の追求により年間1億6千万円の財源を新たに創出することができました。議員の働きとして期待されるのは結局のところ、市民のためにどれだけ役に立てるか、無駄な財政支出をどれだけ削れるか、または新たな財源をどれだけ創出できるかにかかっていると考えています。

そうした政治家として求められる働きをして、私としてはそれにプラスして、会社経営も続けていきたいと思っています。

私が会社経営を続けている理由はいくつかありますが以下が主なものです。

● 民間セクターからも若者の雇用対策に取り組みたいから
● 利益を上げること、給料を得ることの大変さを忘れたくないから
● ビジネスの先端に立っていることで常に「新しい感覚」を維持しておきたいから
● 経営者としての勘を常に磨くことで政治活動にも生かすことができると思うから
● 政治の世界以外で生きていけず、結果 落選を恐れるあまり筋を通せなくなるから



また政治家になって感じることとして、会社経営に必要な知識と政治家に求められる知識は共通していることも多々あるということです。具体的には、

● 問題発見及び解決の能力
● リーダーシップ
● 関係者とのコミュニケーション能力
● 財務会計の知識

というものだと思います。
そういう点で、若い会社経営者には是非政治家を目指して頂きたいと常日頃思っています。


先日久しぶりに大阪のグランフロントに行ってきました。相変わらず活況です。
まさか此処で!?という出会いもあり、またビジネスミーティングを通じて刺激になることも多々ありました。

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できるだけ鋭い眼を維持するためにも、非常に厳しいビジネスの第一線で、アクティブに活動をしていきたいと思っています。


大津市議会議員 藤井哲也拝



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