東日本大震災から3年を迎える。

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

間もなく東日本大震災から3年を迎えます。
今なお、元の生活ができない方も多くおられます。犠牲になられた方、そのご家族ご親族の方々のことを思うと同じ日本人として何もできていないことに申し訳なく思います。
一人の人間として、また大津市議という公職を預からせて頂いている立場として、少しでも東北の方々の復興に向けて役立ち、また大津市でも防災減災のために対策を提案していく所存です。

震災直後、政治活動を自粛しました。毎朝の街頭演説の代わりに、募金活動をいたしました。
その時のことを今でも鮮やかに覚えています。小学生のこが募金箱に自分の財布に入っているお金をすべて出して入れてくれました。募金はすべて被災地の救援、復興活動のために現地支援のNPOに寄付をいたしました。選挙まで1カ月と迫っていた時期でしたが、あらためて政治に求められることを自分の中で考えるキッカケにもなりました。
【参考】平成21年3月16日のブログ記事


あらためて犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、いまも苦難の中におられる皆様にお見舞い申し上げます。


去る3月8日。
湖国に春の訪れを告げる「琵琶湖びらき」が浜大津港で開催されました。
そして夜には市内7カ所で、琵琶湖の水質のメンテナンス機能があるヨシを束ねたヨシタイマツに一斉点灯するイベントが催され、私は地元の真野浜に参りました。
御あいさつの機会を頂きましたので、改めて東日本大震災の事を申し上げ、更に今年のヨシタイマツは昨年大津市に襲来した台風18号により真野浜のヨシ原が全て消滅したため、雄琴学区からお借りしたものですが、災害における備えの必要性、地域住民の皆様のつながりの大切さを申し述べさせて頂きました。

昨日3月9日。
「大津市防災研修会」に参加いたしました。
自主防災会の皆様、防災市の皆様がご参加されて、講師の兵庫県立大学防災教育センターの室崎氏のお話を伺いました。話自体は基本的なことばかりで「自助」「公助」と合わせて「共助」が大切とするものです。
しかし一番最後の質疑応答の内容を聞くだけで私は参加した甲斐がありました。
「非自治会員の方を巻き込んでいくためにはどうすればよいか?」という質問に対し、「防災をキッカケに地域連携力が高まるようにしなければならない。従来の防災訓練ではなく、参加して楽しいイベントにしなければならない。」というものです。具体例として群馬県太田市のことを挙げておられました。

確かに自治会を中心に成り立っている地域の連携。自主防災会も同様で、どうしても自治会加入者が中心です。しかしながら イザという時には、助け合いが必要です。いかにして自治会に入ってきていない方とも、日頃からコミュニケーションをとれる環境を作るかが重要です。これは私が大切にしている政治課題であります。
講師のサジェスチョンを膨らませて、どうすれば防災組織に非自治会員の方が入ってきやすくなるか、考え、そして動いて参ります。


大津市議会議員 藤井哲也拝

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