地域防災

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(真野川沿いに真っ赤に映える彼岸花)



 今年は台風が本当に多く発生し、滋賀県を通過します。
 昨日も台風24号が滋賀県を直撃し、遅くまで消防団員として詰所で風水害警戒に当たっていました。今年で消防団も7年目です。いろいろと気づくことも多く、消防団や自主防災組織の方々とも人間関係ができており様々なお声を頂戴しますので、そうした声を理解し、行政の現状認識とのギャップを判断して、提言していくことも議員の重要な役割だと考えておりますので、しっかりと防災力強化につながるように努めていきます。



(台風のたびに多くの消防団員が詰所に集まっています。みなさん仕事を持っている地域住民です)


(先日、日吉中学校で開催された大津市総合防災訓練。防災対策特別委員長として参加)


(大津市議会9月 防災対策特別委員会。所管事務調査及び委員間討議を行う)


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 市議会の防災対策特別委員会の委員長職を務めさせていただく本年度、特に力を入れて取り組んでいるのは「地域防災力の向上」です。具体的には、各学区に設立された「地域自主防災組織」の強化
と、各学区単位で策定を進めようとされている「地域防災計画」の策定・運用支援に関する課題把握と政策提言です。

 委員のみなさんと一緒に、この夏(7月から8月)に、各学区の自主防災組織の皆様へ、直接ヒアリングに寄せさせて頂いたり、アンケートを取らせて頂いたりして、現状、現場の自主防災組織の皆さんが抱えておられる課題の把握に努めさせていただきました。




 その上で9月の防災対策特別委員会では、ヒアリングやアンケート結果をもとに、委員間で意見交換を行い、情報共有を進めさせて頂きました。12月の委員会で、行政側も交えてさらに踏み込んで意見交換をするとともに、来年3月には委員会として、意見をまとめ、地域自主防災組織の強化や、地域防災計画の策定に資する報告・提言を行えればと考えています。委員の皆さん、地域で自主防災組織を運営されている皆様の意見を、しっかり反映したものに仕上げていきたいと思います。

 また、「支所統廃合」や「市民センター機能等あり方検討」に関連しても、ご意見を多く頂きました。この問題は、市議会の公共施設対策特別委員会で集中的に審議されていますので、そちらの方へ、防災対策特別委員会から情報共有をさせていただき、審議に役立てていただこうと思います。
 主な意見は下記のようなものでした。

◎市民センターは災害時の避難場所として大変貴重な施設として、地域住民の安心安全の場所として存置の要望が強い。高齢化が進んだ地域では特に交通の利便性を考慮され、シミュレーション等により不便さを克服する対応が為され、その目途がついた段階で考慮されたい。
◎市民センターが無くなった場合、活動拠点(防災他)を失うことにつながる。
◎行政として支所機能の統廃合があり、行政と一体となって指導・助言を仰ぎながら進めていくことができなくなる。支所の統廃合は絶対反対。特に当学区は大津市中心地からはなれており、情報連携がとれなくなる。災害に強いまちづくりのために、支所機能は残してください。
◎避難行動要支援者名簿作成については、非自治会員の対応や個人情報などの問題が多く自治連(自治会)だけでは対処法が見つかりません。
◎支所の役割の大切さ。防災会、防災士の役割はどこまで市は求めているのか。(責任は最終的に持てない)




フジイテツヤ









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