市自治連合会定例会にて、「36支所機能」継続が確認される。

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 大津市議会9月議会での一般質問が9月11日から始まる直前にあたる9月7日に、大津市自治連合会平成30年度第5回定例会が開催され、以下のことが確認されました。

(1)36支所機能を残す
(2)実施済みの7ブロック会議のまとめを次回定例会に提示する
(3)学区ごとの説明会は、その後の課題とし取り上げたい

 
 大津市自治連合会の考えは、これまで曖昧だったように感じてきましたが、今回の定例会で明確に「36支所機能」を残すことが確認されました。
 大津市議会でも昨年度、主要会派が揃う公共施設対策特別委員会で同様に全市民センターに職員配置すべきとする意見でまとまりましたので、住民自治を代表する法定機関である「大津市議会」と、住民自治の実質的な担い手である学区自治連合会の集まりである「大津市自治連合会」の双方で、全支所存続の確認がなされた意義は大変大きいと考えています。

 
 こうした支所統廃合への反対意見が大勢を占める中、越さんは、「より良い案」とされるプランをどのようなものにするのでしょうか。

 地方自治では市長に絶対的な権限(公共団体の財政調整権、人事権、執行権)を与えており、議会は時折、追認機関であるとも揶揄されることがあります。住民目線に立ち、適切に絶対的な権力を監視し抑止し、そして理性のもとで最終決定する機関であるなら、住民自治の担い手である大津市自治連合会の意向を踏まえて、議会はしかるべき態度で、絶対的な権力に(おもねることなく)立ち向かわなければならないのだと思います。

 
 自分では判断できないできないから人の判断に任せる、という考え方は、一人ひとりの主体性を損なうものであり、それはかつてのヒトラーなどの台頭を許した全体主義に通じるものだと考えます。難しい問題であるからこそ、自らの主体性を自覚し、市議会議員として、また大津市民の一人として、考えていかねばならないように考えます。

 われわれは個人がこの孤独にたえられないことをみた。かれは孤独な存在として、外界とくらべて徹底的に無力であり、したがって外界を深く恐れており、またこの孤独のために、かれにとっては世界の統一性は破れ、いかなる方向も見失われている。それゆえかれは、自分自身や人生の意味や、またついにはかれの行動を導くことのできるすべての原理についての懐疑におしひしがれている。無力も懐疑もろともに人生を麻痺させる。そしてひとは生きるために、自由、消極的な自由から逃れようとする。かれは新しい束縛へとかりたてられる。(中略)かれはその個人的自我の完全性を犠牲にして、新しいはかない安定をみつける。かれは孤独にたえられないので、自我を失う道を選ぶ。このようにして、自由ーー ・・・からの自由 --は新しい束縛へと導く。
 (「自由からの逃走」エーリッヒ・フロム,1951 東京創元社 283頁)





フジイテツヤ

 



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