市民アンケートの都合のいい部分だけを抜粋する大津市。

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 先週は膳所の生涯学習センターで、今週は和邇文化センターで、「市民センター機能等あり方検討に係る市民意見交換会」が行われました。いずれの説明会にも参加していますが、市の見解に対する擁護や賛同の意見は全くなく、参加者から寄せられる意見はその全てが反対の立場からの意見です。
 行政としては今後、全学区で意見交換会を実施していくべく調整を進めることを表明しました。8月には市役所で意見交換会も行われますので、ぜひ多くの方に有意義なご意見を出して頂ければと思います。また個人的には、議会で「市民の意見をシッカリと聞くべきだ」と述べていた議員や会派もあるように覚えていますので、そうした方には是非、生で市民の意見を聞きに来て頂きたいと思います。




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 ところで市長や行政が説明に用いる資料に問題が多いことは以前からも述べています。
 さらに一つ指摘しておきたいのは、自分たちの都合のいいデータだけを切り出して使っていることです。

 下図は市長の越直美が意見交換会などで用いる資料です。





 へー!! ほとんどの人が利用回数が1回以下なら支所っていらないよね。 

 このほかにも「平成28年度 大津市市民センターに関する市民意識調査 報告書(抜粋版)」というものが意見交換会では配布されているのですが、内容としては、市民センターの利用実態や、年代別目的別利用頻度をまとめたものとなっています。


 しかしこの資料、行政の都合のいい情報しか抜粋されていません!!

 実際に平成28年度に行われた市民意識調査を見ると次のような調査結果も出されています。










 あれ!? なんで、上のような資料は抜粋しないの!!?
 越直美さん教えて下さい。
 上の資料も同じく平成28年度の同じ市民意識調査で得た結果ですよ。

 自分らの都合のいい資料だけを抜粋して配って、「だから減らさないといけませんよね」というのはおかしいですよね。ハッキリ言うと越直美の姿勢は姑息で 秘境 卑怯です。


 これは「プロパガンダ」の一種です。
 (ネットで調べると、「カードスタッキング」というものに該当するらしく、その意味は、「自らの主張に都合のいい事柄を強調し、都合の悪い事柄を隠蔽、または捏造だと強調する。本来はトランプの「イカサマ」の意。情報操作が典型的例。マスコミ統制。」ということらしいです。)

 何も知らない人にとっては、確かに「支所利用人数少ないね」と感じるはずですが、同じく採られた調査結果では、同じ回答者のうち7割が「支所は維持・増やすべき」と答えています。(通勤・通学をしていない人は77%が支所を維持・増やすべきと回答)
 
 
 今回はたまたま「市民センター機能等あり方検討」で、こうした行政の姑息なやり方がクローズアップされていますが、今の越市政はこんなのばかりです。そろそろ鉄槌・天誅をくらわせないといけません。


藤井テツ






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