真野大野の不法投棄ドラム缶が撤去開始!!

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

いよいよと言っていいのか、議員になった2年前からずーっと要望し続け、そして議会でも幾度も対策を講じるように取り上げてきた、真野大野に不法投棄されたドラム缶の撤去が開始されました。
地元自治会、自治連合会あげての願いであり、その思いがようやく叶うことにちょっとした感慨を覚えます。
実際には今月いっぱい撤去作業がかかります。安全に作業がされるようにと思っています。
この課題について粘り強く、国や県と協議された環境部職員には感謝申し上げます。

真野大野ドラム缶撤去作業の模様

真野大野ドラム缶撤去作業の模様



撤去予定のドラム缶(1日分)

撤去予定のドラム缶(1日分)





さて、昨日は一般質問の事前通告をしたのですが、午前中は「廃棄物減量等推進審議会」が開催され、今回の議会にも提出されている「大津市廃棄物の処理及び再利用の促進並びに環境の美化に関する条例の一部改正」について報告がなされることもあり、傍聴をいたしました。

審議会は、立命館大学教授の橋本征二会長と滋賀県立大学教授の金谷健会長職務代理者をはじめ、委員の皆さまは活発に質問や意見具申をされていて大変勉強となりました。


議会提出されている条例への主な質問と市回答は次のようなものです。

● 管理票(マニフェスト)の配布方法をどうするか?
  → 最初の半年分くらいはまとめて事前にお渡しし、その後については様式等を定めておき、
   印刷等は事業者側にて行って頂くようにすることも含めて方針は未定。

● マニフェストと内容物の確認はどうするか?
  → 処理施設の現場で確認をする。非常に膨大な数量のものを確認しなければならないので、
   現在市直営で収集に当たっている職員がいるので、業務に当たらせる予定。

● 重量スケールにのった量とマニフェスト記載の量が異なることがあるのでは?
  → 袋あたりの基準となる重量を決めておき、何袋あるかをマニフェストのごみ量として計算する。

● マニフェストは情報公開の対象となるのか?
  → 基本的にはすべて情報公開の対象となると考えているが、具体的には市政情報課と協議していく。

● 「事業者への手引き」に、食品リサイクルを行う取扱事業者も掲載するなどすればどうか?
  → 食品リサイクルについては、農林水産課が担当のため、これまで協議してきたが結果的に
   取り扱い事業者は掲載しないようになっている。


またあわせて、「大津市ごみ減量実施プラン」の効果・費用等についての検証結果に関しても議論がなされました。主な意見や市回答は以下の通りです。

● 基本的には市の検証は過大評価をしている。
 例えば、ごみが減っても収集車が減るわけではなく、燃料費を節減できるくらい。
 それにもかかわらず、一律で「円/トン」の計算をするのは問題ではないか。
  → 改めて補足資料を作成する。

● 家庭の生ごみの水切りとフードロスだけでコスト節減全額5億円の内、1億円と大半を占める。  
 この部分にもっと注力して具体的な策を検討していくべきではないか。
  → 考えていく。

● 市民がゴミ減量施策に協力することで何かご褒美があるようにしなければ。
  → 「経費節減の見える化」や集団資源回収の補助金の見直しも検討する。

● フードロスについて小学4年生で教えているが、総合学習等の時間を使って中学でも教えるべき。
  → 教育委員会とも協議し検討していく。

● 施策の中でも採算性が高いものを優先して取り組むべきではないか。
  → 考えていく。

● 各ごみ減量施策を導入するために、どのような課題がありどのように対策をとるのか明確にすべき。
  → その通りで、次回までに資料を準備する。

● 啓発活動にもっと女性にかかわってもらうようにすべき。例えば女性会にも協力要請するなど。
  → 考えていく。

以上です。
次回、審議会は来年3月までに開催されるとのことです。
しかし、4月からスタートする施策もありますし、2月議会に提出される条例や予算案もあるので、審議会にはそれまでに重要案件については諮問を行い、政策形成に反映をさせるべきだと思います。市が勝手につくった減量施策では、市民は「押し付けられている感」、「やらされ感」を抱きます。それではプランは単なる絵に描いた餅です。
しっかりと専門家や公募市民によって構成される審議会で議論し、そのうえでまとまったプランや予算案を議会に提出して頂きたいと思います。

今回の審議会も開催のタイミング(議会への議案提出後の開催)から考えて、「とりあえず審議会にかけましたよ」という印象を受けます。なにか違和感を覚えています。


大津市議会議員 藤井哲也拝

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