11月通常会議開会。しかしそれよりも・・・。

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

本日から11月議会が開会します。
提出されている議案については大津市議会ホームページに掲載されています。
主に補正予算議案と条例改正等の一般議案です。
【参考】平成25年11月23日記事「11月通常会議の開催まで1週間。」

本日から12月19日までの間、集中して審査等に取り組みます。
今議会は来年度の市政の方向性を占う重要な議会だと認識しています。

ところで、今朝も報道がされていますように、先日ダイオキシン騒動で2号炉が停止に至った「市環境美化センター」(参考:平成25年11月26日記事「大津市のゴミ焼却パフォーマンス低下に不安を覚える。)において、今度は1号炉で「ばいじん」が基準値以上に検出され26日から稼働停止させていることが分かりました。
26日から「ばいじん」が基準値を超えて停止させているにも関わらず、情報を公開しなかったのは隠ぺいと言ってもいいでしょう。

どうやらバグフィルターと言われる部分が破けていたことが原因のようで、週明けまでに修理し改めて再検査を行うそうですが、検査結果が出てくるのは来月中旬になると思われます。これで環境美化センターは1号炉、2号炉とも停止という状態で、市内で稼働しているのは北部と南部の計3炉となりました。

【ごみ発生量】
1日でおおよそ300トン 
※12月、1月は例年ごみ発生量が大きく増える。

【ごみ焼却可能量】
現在200トン/日 (北部2炉150トン+大津CC50トン)
※来年4月以降の平常時は1日300トン程度

排出量が焼却可能量を大きく越えており、またここ数日で市内ゴミ処理施設ピットが満杯となったため、草津市はじめ近郊自治体に焼却をお願いしているそうです。
申すまでもなく、ゴミ処理は地方自治体の中で完結させること原則です。過去大津市で市外搬出したことはないと聞き及んでおり、現状は「ごみ非常事態」と言っても過言ではありません。

来年3月に大津クリーンセンターが市長方針により廃止されることなり、今後いっそうゴミ処理は綱渡り状態になることが想定されます。

「市内で処理できないゴミは市外に搬出すれば問題ない」と市長は考えているようですが、独りよがりの考えだと言えます。他の自治体やゴミ処理会社頼み(他力本願)で、もし相手の自治体の市民や議会が反対したり、ごみ処理価格の値上げをされたりしても大津市としては何も言うことができません。最悪、焼却できないゴミが大津市に溢れかえる事態にも陥りかねません。

私はやはり今回の事態は、今後10年近くに及ぶゴミ処理問題の序章に過ぎないと考えています。
越市長の勝手な判断(第三者機関に諮問せず、都合のよい検討を行う)による失政です。

本当に大津市のゴミ処理は安定的に行うことができるのでしょうか?甚だ疑問に感じます。

大津市議会議員 藤井哲也拝



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