国民健康保険料が12.6%上がる!?

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おはようございます。
滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

いきなりなんですが、来年度から大幅に大津市では国民健康保険料が値上がりする可能性が高くなっています。
その率、なんと12.6%!!!!!
モデル世帯での額で言うと、年間4万5750円!


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【参考】モデル世帯における保険料の推移等(市議会配布資料/PDF)



10年前からの保険料の伸び率だけ見ると、

平成15年→平成16年 102.8%
平成16年→平成17年 100.9%
平成17年→平成18年 103.3%
平成18年→平成19年  97.0%
平成19年→平成20年 106.1%
平成20年→平成21年 102.0%
平成21年→平成22年  99.7%
平成22年→平成23年  94.7%
平成23年→平成24年 104.5%
平成24年→平成25年 112.6%(案)

となっています。
95%~106%程度で推移してきた近年では、新年度からの保険料アップは明らかに上がりすぎな感を受けます。

主な要因としては、上記PDF資料3枚目にも記載がありますが、平成24年度の保険給付費が高かったことが要因です。
すなわち、保険料を払っている人の医療費が高かったということです。
普通の医療費も高く、また高額医療費も高かった結果です。

同じくPDF資料2枚目に中核市の保険料比較資料があります。
平成24年度では、中核市37市のうち大津市は25位と平均よりも保険料は安かったのですが、平成25年度、他市がもし同じ水準だとすると一気に12位まで上がってしまいます。


年間4万5千円ということは、12カ月で割ると3750円/月のアップです。
飲み代1回分に相当します。

保険料アップを抑える方法としては、
(1)ムダに病院に行かない(※必要なら当然病院に行く)
(2)できるだけジェネリック薬品を使う
(3)高額医療費の負担の在り方について検討をする
(4)市民みんなが健康に暮らせるような環境作りをする
といったことが考えられます。


ただでさえ保険料は高いのに、保険料が更に上がりすぎて驚愕します。
可処分所得減少が経済に与える影響が大きくなると心配しますし、低所得家庭の生活水準の更なる低下を懸念します。
先日の一般質問答弁でも必要があれば来年度中に、補正予算で一般会計からの繰り入れで激変緩和措置をとることについて話もありました。
大津市には、適切な対応を期待したく思います。



【小野駅前駐輪場に関する審査の報告】
3月6日(水)の施設委員会で、先日ブログ記事にも記載しました「小野駅前の駐輪場整備」に関して審査がなされました。
同僚議員にこの件について聞いて頂き、市としては「大津市志賀町合併時の協定に基づくものであり、昨年に自治連合会を通じて広報した。今のところ反対意見は1件も来ていない」とのことでした。
広報したのと、地域住民から理解納得されたのではえらい違いです。
私が知る限り、駐輪場整備後、駐輪が有料化されることを知っている人自体が少なく、また有料化されることを知っていてもそのことに賛成している人はいません。
声なき声を無視し、反対意見がないから問題ないというのはどうかと思います。
現状の青空駐輪場(駐輪無料)で、ほとんどの人が問題ないと思っているはずです。
また大津市の財政に与える影響(市費5千万円以上必要)も考慮すると再考すべき事案だと思います。
※整備自体に反対するものではなく、有料化には反対です。(整備と有料化はセットというのであれば整備にも反対です)

地域住民の声を聞かず、無理に有料化を推し進めることは避けて頂きたいと切に願い、またそうならないように行動したいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝


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