2018/09/22
今回は大津市議会史上最多の32人の議員が、本会議での一般質問に臨みました。
私も60分間をフルに使い、一般質問を行いました。
今回も質問の構成・作成にあたっては、1か月以上前から事前に十分な調査を行い、市民の生活向上のために、持ち時間をもっとも有効に活用できるような構成、文言精査に努めました。今回で実に初当選以来、30回連続の一般質問登壇です。
委員会での議案質疑と同じく、市長ら特別職が答弁に立つ本会議での一般質問は市政全般又は市長の政治姿勢に対する問題指摘をする場として、大変重要なものと考えています。60分間と言えば、相当な時間を与えられているように感じる方もいるかもしれませんが、実際には市政課題の多さや、不毛なやりとり(聞いていることに、答えてくれない)などを勘案すると、とても60分間では足りません。そうした中で、どうすれば市民のためにもっともよい答弁が得られるのかを日夜考え、質問提出直前期はこれまでも文字通り全身全霊をかけて取り組んできました。
今更とやかくは記したくありませんが、一般質問直前になって、私の一般質問に関連する市政統計情報が急遽、書き換えられる(訂正される)など、ありえないことが今回もありました。この情報は、いろいろ考察した結果、問題があるのではないかと考えてきたもので、それを質問提出後に、「間違いでしたー」と、あっさりと訂正してくるのは、どう考えても問題があると考えます。この質問を含めたために、逆に質問項目から除外した重要な課題もあります。
(この市政統計情報は、8月半ばに公文書公開請求をかけておりますが、ひとつの期限となる2週間では出てこず、1か月以上経った現在も受け取れていません。統計情報であるにも拘わらず、なぜこんなに時間を要するのか、理解不能です。)
また、移動時と登壇時に数度、市長の様子を確認しましたが、残念ながら、関係ない資料を開き見ていました。エクセルで作成されたような表枠組みの中に文字が書かれており、枠内は黄色い塗りつぶしであったので、「これは一般質問の資料じゃないな」というのが、一目で分かりました。(答弁資料は文字だけです。時期や感覚的には、主要事業ヒアリング関連の資料でしょうか?)
本会議での一般質問は、市民から付託を受けた市民の代表者である大津市議会議員が、市長に対して、市政課題についてただす場です。市長が部下である部長をして答弁させることはできますが、私は大津市長に対して市民代表の立場で聞いているのです。
そうした場であるにも拘わらず、市長はそしらぬ顔で、違う資料に目を通しているという状況は本当に耐え難いものがあります。(どれだけこの質問に思いを込めて登壇しているのか、どれだけ準備に時間を費やしてきたのか…)
そうした感情を抱きつつも、まさか机をバンバン叩いて相手を威圧するようなことはしませんが、本当に残念な気持ちで、私は質問に立っていました。こういう光景を、市民の皆様は知らないのではないでしょうか?こういう人をどのように形容すればいいのでしょうか?私には品性とされる範囲内において適当な言葉が思い当りません。
再来年1月の大津市長選挙では、絶対に越直美さんは落とさないといけません。
ちなみに以前も市長は、英語でなにやら書き物をしていたことがあり、他議員から問題指摘をされていました。市長としては、自分が興味関心ない問題が扱われている時間中は、時間を有効活用?して、違う事務作業を進めたいのかもしれませんが、私はそうした姿勢は断じてあってはならないと考えています。
質疑応答に関しては、6項目行いましたので、項目ごとに解説記事を書いていきます。
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本会議での一般質問に引き続き、9月通常会議に提出されている補正予算議案ならびに一般議案の審議を進めています。
補正予算の審議では、私の所属する分科会では、公民館自主運営モデル事業(和邇学区分)や、競輪場跡地活用貸付料収入、堅田観光駐車場ブロック塀撤去等工事などの案件があり、それぞれ質疑を行いました。
一般質問で懸念を募らせた伊香立中学校敷地排水処理に係る費用負担案件に関しては、同じ会派の山本議員にお願いして取り上げて頂き、協定書案を示して頂けることになりました。(昨日、案を確認しました。)後年に亘り真野学区や周辺の市西北部地域で問題が生じないように、適切な契約や対応を行政には求めたいと考えています。
また一般議案については、いくつかありましたが、特にびわ湖競輪場跡地の利活用に関する土地無償譲渡&貸付に係る議案については反対しました。20年、30年に及ぶ契約であり、それほど将来のことを考えるのであれば、防災面の課題解消(中消防署の移転先など)や、当該地の市場性を優先して検討すべきだと考えます。
中消防署移転先が決まっていない中で、仮に新たに民有地を購入しようと思えば、数億円の費用がかかります。有力な移転先候補地であった競輪場跡地の利活用について、ストップをかけられる最後のタイミングであったと考えます。委員会審議では可決されましたので、本会議で覆ることはあまり考えられませんが、将来の大津のことを考えて適切に判断したいと考えています。
ちなみに、当該地利活用に関しては、事業者からの提案時のイメージパースと、現在考えられている平面図に相当な違いがあるように見えます。
(業者の入札提案時のイメージパース)
(現在考えられている平面図)
行政が言うには、駐車場の位置を変えたことや、平面図なので分かりづらいが実際はもっと緑が多く見える、ということらしいですが、そうは思えません。
入札時にはイメージを良く見せようとするのは営業努力の範囲内だとしても、事業コンセプト「公園の中の商業施設」は、平面図からはとても感じられません。どちらかと言えば「商業施設の中の公園」のように私には思えてきます。
入札後にガラリとイメージを変えていいというのであれば、結局あの審査は妥当だったのかということまで検証しなければならなくなります。最初から結論ありきだったということはないと信じたいですが、これだけ事業コンセプトから外れた平面図を見ると、私としては疑念を抱きます。単なる杞憂なのでしょうか。
フジイテツヤ