12月14日の「地球温暖化対策特別委員会 行政視察」。

ホームブログ>12月14日の「地球温暖化対策特別委員会 行政視察」。



こんにちは!
滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也 です。

私はこの1年は、「地球温暖化対策特別委員会」というものに議会内で入っており、大津市に関係する事柄について調査したり、提言したりする活動をしています。
特別委の方向性としては、地球温暖化対策に資するために、CO2を減らすための新エネルギーの模索にあります。

去る12月14日に特別委員会に所属している議員と、関連部署(市環境部や産業観光部)の職員の方と一緒に、市内企業2社様へ視察に行ってまいりました。

●1社目 井之商
もともとは町の電気屋さんでしたが、大手量販店の進出により新規事業を起案し、そのひとつである太陽光を照明として使う新商品を開発され現在は全国の工務店と代理店契約をされて販売拡大をされている企業様です。
実際にその製品を見させて頂きました。当日はあいにく曇り空でしたが、作業をするには十分の光度で、エネルギー消費は太陽光なので当然ゼロです。簡単なようで、かなり複雑な仕組みの製品です。


(工場外観)


(体験ルーム)

具体的な販売計画や技術仕様については触れませんが、この製品は売れると思います。
特許申請もされていて、マネもできません。
そしてこうした企業が大津市にあるということを初めて知りました。

●2社目 大和ハウス工業 滋賀支店
こちらは大手住宅メーカーです。部屋に入るなり「今一歩踏み込め」という言葉が目に飛び込んできます。この考えはすごく大切と思いました。
さて、どのような商品かといえば、スマートハウスというものでした。なかなか説明が難しいので興味持って頂けましたら大和ハウス様のサイトをご覧くださいませ。
この商品のコア技術として用いられているのが、蓄電池です。名前の通り、電気を家庭でためておくための電池です。
この大和ハウス様の商品で使われている蓄電池を作っているのが、大津市に事業所がある「エリーパワー」という2006年創業のベンチャー企業様です。
将来、太陽光発電した電気を家庭で蓄電し、必要な時にその電気を使っていくという仕組みは広がると思います。どれだけの未来かかわりませんが、いつかは「ゼロ・エネルギー」の時代がくるやもしれません。


2社の行政施設をさせていただきまして、あらためて中小企業、ベンチャー企業のすばらしさを感じました。
こうした会社が、創業時、会社拡大期に直面する壁を乗り越えるために行政や経済団体が果たす役割はあると考えます。こうした進歩的で、新しい時代を創る会社を育てていかねば、新しい産業は発展しませんし、ひいては雇用も生まれず、世の中の経済は低調となるはずです。
とくに、石油が今世紀で枯渇するといわれており、新しいエネルギー開発に取り組む企業や、省エネルギーに取り組む企業は、世界的にも需要が出てきています。日本でもアメリカでも、そうした企業が伸びつつある中、大津でもそうした企業を育て、世界を代表する企業になっていただきたいと思います。
私が議員の立場でできることは本当に限られており、これは市職員の政策面での支援や産学公連携による支援が考えられるところです。私としては、そうしたことを常に念頭に入れつつ、大津市ができそうなことがあれば、関係部署へ提案し、議会でも取り上げてまいりたいと考えています。

以上、行政視察の簡単なまとめです。







▲ページのトップへ