「しが新産業創造ネットワーク」第1回マッチングフォーラム。

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おはようございます。
大津市議会議員 藤井哲也 です。

私は、いまから9年前の2003年に会社を作ってから、ベンチャー(新産業)企業経営者として、また主たる事業の若者の就職支援を行う身として活動をしてきました。

新しい産業が生まれなければ、国際競争社会では遅れをとりますし、経済は成長しません。結果、社会保障費が重くのしかかる未来の足あとが近づいてきます。

当たり前といえば当たり前なのですが、日本よりも物価、人件費が安い国でモノを作れば安い製品が作れるわけで、そうした国々は徐々に技術やノウハウが高まり国際競争力がUPします。その反面、人件費は高まり、それにつられて物価も上がっていきます。
逆に日本のような先進諸国は物価も人件費も、Growing Country(成長途上国)に比べれば高く、高い技術を持たない限り価格面では大きく競争優位性を低下させます。日本国内でも、更に安いものを作ろうとする企業と、高品質製品を創ろうとする企業にわかれていますが、安いものを作ろうとする企業にはコストダウンの限界も生じています。日本から離れ海外に生産拠点を移したり、海外の企業へ生産委託をせざるを得ません。
日本の経済が生き残るためには、やはり新産業が重要なキーを占めると思います。

そして、滋賀県でもそうした取り組みが行われています。
このたび、「しが新産業創造ネットワーク」がスタートし、第1回マッチングフォーラムに私も参加してきました。



(プレゼンテーション・リレー終了後の交流会)


交流会の前に、「プレゼンテーション・リレー」という企画があり、3会場でそれぞれ5団体・企業がプレゼンテーションをするというものです。
滋賀県には多くの優れた事業者がいるのだと知ることもありました。
中には、本当に日本、世界有数の技術を有しているベンチャー企業もありました。

大阪、京都ではこうした取り組みはよくあり私も参加します。
しかし、滋賀県ではこうした取り組みはこれまであまりなかったように感じます。
滋賀県にも当然ながら製造業を中心に素晴らしいベンチャーがあるはずですし、そうした企業の技術が世界中の人に使われて、世界をもっと豊かにできるのではと思いました。

交流会でも、企業関係者だけはなく、教育や行政の関係者の方とも多く出会えました。
「交流会」というのは行く価値があったものはこれまでの経験から少なかったのですが、時には「この人と出会って人生が変わった」という位のインパクトある方との出会いもありました。
より意識が高い、ハイクラスな人材が滋賀県に集まり、交流し、そこから新しい価値が生み出されるような場となることを祈ります。私も積極的に参加したいと考えています。

大津市の職員の方もこられていました。
滋賀県全体でもこうした取り組みはされていかれますが、大津市独自でも、若い起業家を育て、育成していく取り組みを着実に進めてもらいたいと思います。
少なくとも私は大いに京都リサーチパークや京都商工会議所や京都市役所の方の支援で事業を継続することができました。創業して間もない頃、事業が立ち行かないことがほとんどです。新しい萌芽を優しく育てるのは、行政の一つの役割と責任であり、明日への投資だと思います。


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