会社経営を続け、公共政策大学院に通う理由。

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 この時期は毎年忙しくしています。
 本分である議員活動においては、一年を通じて最もボリュームがある次年度予算審議があることはもちろんですが、2003年に起こしたビジネスが就職支援/人事コンサルティング事業であることから、学生の就職シーズンである2月〜6、7月くらいまでは繁忙期であり、また企業様の新入社員研修の企画運営にも数社で関わらせて頂いているほか、昨年度から私が住む地域最大のイベントである「ふれあい鯉のぼり祭り」のイベント実行委員長の役を預かっています。
 昨年から公共政策大学院にも通学して、公共政策全般を体系的に学ぶとともに、統計学など議員としての活動の武器になる専門的な知見も習得することができています。

 議員になって丸6年。間もなく7年目を迎えようとしています。
 議員になる前は、サラリーマン2年、会社経営8年とビジネスの世界に没頭しており地方自治や地域活性の世界は未知のものでしたが、地域の皆様と協働し様々な活動をさせて頂く中で、地に足をつけた議員活動に少しずつシフトできている実感を覚えています。

 ただ、中には会社経営や大学院に通うことに疑問を感じ、二足ならぬ三足のわらじを改めて、議員活動一本に絞らなアカンと仰って頂くこともあります。きっと多くの方が口には出さずとも思っておられることだと思います。ご助言を直接いただく方には私の思いもお伝えしていますが、多くの皆様にはご説明しきれていないと思い、申し訳なく思います。

 現在も会社経営を続け、公共政策大学院に通っている理由を以下の図にまとめました。




 議員活動を実りあるもの(具体的には図表一番右の「アウトカム」の実現)に結びつけていくためには、議員活動(アウトプット)がアウトカムに結びついたものでなければなりませんし、その議員活動(アウトプット)を充実させ幅を持たせるためには、地域活動や政務活動とともに、民間企業の経験や、専門性を高めるなど、インプットを強化する必要があると感じています。
 
 市民の皆様や事業者の皆様から頂いた声に説得力をもたせるために、データ・数値をしっかり理解し自分なりに分析できる力が必要ですし、行政は合理性を重視しますので、合理的・客観的な政策提言を行うことで(もちろん主観は大事ですが)、提案する政策の実現可能性は高くなると思っています。

 来週から始まる2月議会一般質問では、全国で初めて議会と大学図書館が連携して実現した「レファレンスサービス」を活用して得た情報(地域ブランド力調査のデータ)を使った質問も行います。

 また知り得た情報や議員活動のオープン化を通じて、新たなインプットへのフィードバックにもつながると思っています。
 市民生活の向上、未来への投資、総合計画の推進のため、今後もこのサイクルをしっかりと意識して活動に取り組んでいきたいと思います。なお、2016年〜2018年にかけて特に力を入れて取り組む施策を「政策アジェンダ2016ー2018」として、昨年春にまとめています。一気に実現することはありませんが、一歩ずつ着実に皆さんとともに、物事を進めていきたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝






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