昨日は38歳の誕生日でした。多くの皆様からfacebookでお祝いのメッセージを頂戴しました。
　本当にありがとうございます。時間が経つのは早いです。あっという間に38歳。きっと人生はあっという間に過ぎ去ると思うので、毎日毎日を大切にして、より良く生きていきたいと思います。

　さて、市議会通常会議が終わり11月下旬の次期通常会議まで少し時間が空きます。
　常任委員会や一議員としての行政視察を通じた先進地政策の学習や、また大学院での統計学や行政評価の専門性向上などインプットに取り組みたいと思いますし、学区文化祭や収穫イベント、防災消防イベントなどを通じて地域の皆様と交流をして皆さまのご要望やまちづくりに関するご意見もしっかり聞くことにも取り組みたいと思います。

　この土日も地元のこども園の運動会や、青少年育成学区民会議主催の芋掘り体験会、自治会長会議などがあり参加いたしました。

　


　次の地域での大きなイベントは、10月30日（日曜）に開催される、「収穫祭」です。
　第5回を重ねるこのイベントは、「マノパイオニアサークル」という地域振興×休耕地活用を目的とした団体により行われ、毎年　新そば　を手打ちで提供し、その他　収穫された野菜を販売するなど同日開催の学区文化祭とコラボレーションしたイベントです。昨年は700名を超える方に来場いただき大変なにぎわいとなりました。




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　 最近、大学同級生（現在、母校公務研究科の助教）から、「これは読まなアカン」ということで薦められた本を読みました。
　分かっていそうで詳しく言葉で説明が難しい、「保守」「保守主義」について。
　フランス革命まで遡って現代日本の保守主義についても分かりやすく書かれています。




　地方議員をさせて頂いていて、「あなたは保守系か？」と聞かれることが間々あります。
　「保守系」か「革新系」かと問われれば、もちろん社会主義や共産主義を是としていないので、「保守系」と答えていますが、少なからず自分の中では葛藤というか、違和感をこれまで覚えてきました。
　私が所属した「みんなの党」は果たして、「保守主義」なのでしょうか？
　敢えて色分けするなら、保守系だと思いますが、経済的には自由主義的だったと思いますし、保守主義という言葉に感じる古臭さは私の中ではありませんでした。

　いろいろ考えるうちに、～「保守」の反対は「革新」なのか？もしくは「リベラル」は「保守」なのか「革新」なのか？そもそも「リベラル」とは何か？～そんなことが逡巡されるようになります。

　「保守」と言えば、一体、「なにを」保守しようとするのだろう。
　「停滞は退歩と同じ」だと思うので、政策や価値観は時代の変化に合わせて変わっていかねばならないと思っています。そうした中で、あらためて「保守」とは何かを自分なりに考えるキッカケになったのが本書でした。


　日本に保守主義はあるのか？という根源的なテーマを扱う本にあり、改めて思ったのが、自民党や民進党には、憲法問題を除いてほとんど違いがないのではないか？　強いて言えば、現在の自民党は小さい政府路線で自由主義的経済政策を採り、民進党はリベラル（大きな政府）政策を採ろうと考えていることかなと思います。しかしそれほど大きな差は見られません。
　
　そこで、私の中で現時点の一つのまとめをしました。

・漸進的（伝統的価値観を守りつつ少しずつ変化していこうとする）なのが「保守系」で、社会体制や伝統的価値観を一気に変えようとするのが「革新系」。
・「保守系」の中でも、社会の大きな変化の時期（過渡期）において、国体を維持しつつも、政治体制を変革しようとするものが「維新」。
・「維新」を除く、「保守系」の中で、社会保障政策などを重視する、いわゆる“大きな政府路線”をとるのが「リベラル」。
・「維新」や「リベラル」には属さない「保守系」が、『保守』であり、基本的には自由と伝統を重んじ、社会変化に伴い漸進的進歩を図ろうとする考え。
・『保守」の中でも、守るべき制度を自ら規定し漸進的な姿勢であるのが「保守本流」。
・「保守」と「愛国原理主義」は別物。たまたま愛国原理主義者には伝統的価値を重んじる人が多いので「愛国原理主義」と「保守」が一緒くたにされている感じがある。
・「保守」は伝統的価値観に重きを置き、国体（天皇制を中心とした秩序形成）やアミニズム・自然崇拝、儒教精神、土着的風習などいくつかの要素を守ろうとするのに対し、「愛国原理主義」は「国家」や「天皇制」を最も重要なものと捉え守ろうとする。

　だと捉えました。（ややこしい。）

　一応自分なりにいろいろ考えた結果、私自身の立ち位置は「保守」だと思います。
　それでも「キミは保守系か？！」と聞かれれば一瞬、（質問者が「保守」をどのように定義しているのが明らかではないので）どう答えるか迷うかもしれませんが、これからは自信を持って「保守です。」と答えるようにしたいと思います。


大津市議会議員　藤井哲也拝