前代未聞の企業局不祥事と、観光プロデューサーを巡る疑惑について

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 前代未聞と言っていい大津市企業局の公文書変造による契約の捏造事件。
 本日、業者が行った工事代金を工事請負費ではなく、資産購入費として計上し、これをもって代金の弁済に充てようとする案件について議案が追加提出され、本会議での質疑が5人(志成会からは谷議員)、その後、予算委員会での審査が行われました。
 最近、大津市行政では、不祥事や金銭疑惑ばかりで、本当に辟易します。

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 事件については概要が明らかになったものの、個人的に思うのは、実行犯(と思われる)職員への処分が甘すぎる(停職1か月)ことです。また、実際に行ったとされる課長級局員だけではなく、組織ぐるみで合ったことを踏まえると、組織全体としての処分も軽すぎて話になりません。


大津市企業局公文書変造罪

 この問題の背景には、私は最近の大津市企業局の風土形成が影響していると感じています。
 いまから3年前の2013年9月に神奈川県住宅供給公社の職員の方から頂いたメールや、最近公営企業管理者が発した訓示、又は企業局の現役職員から聞く限り、山本公営企業管理者の組織トップとしての姿勢が風土形成に与える影響が大きいと考えており、市職員も「公共財」であることを考えると、以前と同じ轍を大津市でも踏まないように今一度、組織風土の取り扱いには十分な留意が必要であると感じています。
 もちろん民間レベルの競争環境を組織に持ち込むのは求められることです。しかし現在の大津市企業局のパワハラ自死事件や、今回の公文書変造事件を鑑みると、組織トップである山本公営企業管理者の姿勢が与える影響を省みて、組織運営にあたることが必要ではないでしょうか。


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 この企業局の不祥事同様に、私が最近問題視している、大津市産業観光部の問題について追加で情報掲載をします。

 観光プロデューサーの募集選考に関しては、前々回ブログ記事でも記載をしましたが、書けばキリがないほど多くの疑惑があります。あらためてその一つを記載したいと思います。

大津市観光プロデューサー募集選考に関する官製談合疑惑6月

 何が問題かと言えば、昨年9月ごろにリクルートライフスタイルから檜垣氏の出向が継続困難であると伝えられたにも関わらず、この4月から檜垣氏が引き続き、大津市へ出向しているという事実です。
 所属組織(㈱リクルートライフスタイル→㈱LOCAL ROOTS)を変えただけで、同じ人物が、大津市の負担金だけアップして(900万円→1200万円)、出向を継続しています。

 一般的に会社への退職願の提出は退職一か月前であることを考えると、2月末ごろに退職願を提出し、3月1日に檜垣氏が新会社を設立し、その後、大津市観光プロデューサーの募集活動が開始され、檜垣氏が代表を務める新会社だけ1社のみが応募し、身内だけの面接官によって選考が行われ、採用されたという事です。
 

 市職員などの独自のリーク情報もあり、産業観光部の構造的な問題点も徐々に分かってきました。問題の根は深いと思います。この問題が解決に向けて動き出すまで、徹底して追及をしていきたいと感じています。


大津市議会議員 藤井哲也拝
 





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