6月会議、私の一般質問の振り返り。

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おはようございます。
昨日、市議会6月一般質問2日目で、私の出番でした。
後日、各質問について解説を交えて書いていきたいと思いますが、まずは全体的な振り返りをしたいと思います。

6月議会藤井質問風景


全体的には聞きたいことは最低聞けたという点で良かったと思います。
ただ6項目と少しボリュームが多かったため、最後の方は再質問にとれる時間が限られて議論ができるまでではありませんでした。その点は反省点として次に生かしたいと思っています。

改選後、最初の質問ということで、選挙前後に感じたことを中心に質問構成を組み立てました。

第1問目は、選挙公示後は撤去しなければならないにも関わらず本日現在に至るまでも掲示され続けている「二連ポスター」の取り扱いについてです。本来は議員(候補者)が選挙公示後に剥がさなければならないのですが、選挙管理委員会の仕事ととして、こうした違法行為を取り締まることが求められています。それでは今回の市議選ではどうだったのか?そして今後はどのように対応していくのかを質問しました。

第2問目は、大津市の企業立地促進のための新しい種地についてです。
これまで大津市では「びわ湖サイエンスパーク」を中心として、企業誘致を進めてきました。しかし残すところ1区画のみとなっており、新しいタネ地が市内に見つかっていないのが現状です。企業誘致により地域に雇用を生み出し、そして地域の経済を活性化していくことは、若者や現役世代の定住対策としては重要になってきますし、新しい人口を流入させるという点からも大切です。この問題について取り上げました。

第3問目は、大津西北部の葛川地区の人口減少対策についてです。
現在、葛川地区の人口は270名程度となっており、昭和53年の680人前後と比べて半数以下に落ち込んでいます。大津市が5年ほど前にとった推計値では本年度の同地区の人口は290人程度ですので、市の推計値と比べても格段に速いペースで人口減少が進んでいることが分かります。このままいけば共助を成すための地域コミュニティ維持も困難な状況になるのは確実で、もはや一刻の猶予もないという状況だと思います。選挙前後に葛川地区の皆さまと話しする機会が多くありましたので、この問題を取り上げました。

第4問目は、インバウンド(訪日外国人旅行者の誘客促進)施策についてです。
本年、「インバウンド元年」と位置付けて市長が台湾にトップセールスに行こうとしていますが、そもそもどのような戦略を持って、そして今後どのような見通しを持ち、行こうとしているのか私にはわかりません。市のインバウンドに関する基本的な考え方を問いました。

第5問目は、市民部で発生したパワハラ案件と企業局であった通報案件に絡み、市が新たに設置した「分限懲戒審査委員会」と「公正職務審査委員会」のあり方を問いました。市職員はだれの持ちモノなのかと言えば、行政府の持ちモノではなく、それは市民の財産だと考えています。市役所内部で起きたパワハラ等の案件について内部だけで物事を終わらせて、市民に対する情報公開も透明性を欠くようなことがあってはならないと思います。

第6問目は、英語教育の比重の置き方に関する質問です。
国も地方自治体も、「グローバル社会だ!」ということで盲目的に英語教育に力を入れようとしています。私も一定理解できますが、その比重の掛け方について疑問を抱きます。おそらく10年以内に日本語と英語との間の、即時通訳ソフトが開発されるのは確実であることから、英語が話せなくてもスムーズにコミュニケーションができる環境が整備されると思っています。必死で英語学習に励んできた子どもたちにとっては、社会に出るときに「英語なくても、会話できるやん!」と思うかもしれません。市がそうした未来の英語コミュニケーション環境をどのように捉えているのかを今回質問しました。


あらためて一項目ずつ、質問の背景を含め、記事にしたいと思います。

大津市議会議員 藤井哲也拝


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