黒部市と富山市へ行政視察@教育厚生常任委員会。

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おはようございます。
滋賀県大津市議会議員 藤井哲也です。

今週は月曜と火曜の2日間、教育厚生常任委員会のメンバーと所管部署(教育委員会、福祉こども部、健康保険部)の各責任者の方と共に、富山県黒部市と富山県富山市に行政視察へ行ってきました。

■黒部市(1日目)
構造改革特区制度により英語教育の充実を図られ、現在は文部科学省の英語特例校の指定を受けて、「英会話科」という科目を設けて、英語教育を小学校1年生から行っておられます。
大津市でも英語教育の充実を今後検討していくにあたり、特に英語教育のカリキュラム作成や、評価などの課題に付いて意見交換を交えつつ、教えて頂きました。小学校5年生の公開授業風景も見学をさせて頂きました。
大津市では来年度から3通りの英語教育カリキュラムが導入されようとしています。来年度中に、その3つから1つへ絞り込みがなされ、最終的には再来年度(平成28年度)から大津版とも言える英語カリキュラムによるが全面的に展開されていくことになります。
私から質問した内容としては、黒部市の英会話カリキュラムの策定過程です。どのような理論や他の事例をベースに作成されたのかを聞きました。回答としては何か特定の考えをベースにカリキュラム作成をしたのではなく、あくまで様々な他都市の事例をもとに独自に作成したとのことでした。

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■富山市(2日目)
構造改革特区制度により高齢者と障害者(児)及び健常児の総合的なデイサービス事業を展開されています。「富山型デイサービス」として有名ですが、その実情に付いて伺いました。
「富山型デイサービス」ですが、これは私が前回選挙時にその導入の必要性を訴えていた政策です。今回、教育厚生常任委員会として行政視察したことで、より多くの議員と富山型デイサービスの必要性と課題を共有できたと思っています。大津市でも共生型のこうした取り組みは広がってもらいたいと思います。高齢者にとっても子どもと接する時間が増えることで健康などにも良い効果が出ると云うことですし、子どもたちにとっても教育上素晴らしい経験ができるということです。
またあわせて最先端の市立介護予防センターを見学しました。角川春樹さんのご出身地ということでご親族の方が4億円を寄付されたり、市民の方から1億円相当の温泉掘削による現物供与で平成23年度に開設されたということです。大津市でここまでの介護予防センターを造るのは費用面から難しいかもしれませんが(富山市は合併特例債も活用されたとのこと)、目指すべき姿というのを見た気がします。

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特に私としては、黒部市の英語教育のカリキュラム作成プロセスと、富山型デイサービス(富山方式)について、参考になる部分が多くあると感じました。
今後、行政視察によって得た知見を、大津市の英語教育の充実、障害福祉及び高齢者福祉の充実のために活用していきたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝



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