9月議会 一般質問の解説②「市長の公務出張費の透明性確保」

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おはようございます。滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。
9月議会で取り上げた一般質問2問目の解説を進めます。


地方議員の政務活動費の使途について世間を騒がせていますが、大津市議会においては政務活動費(月額7万円/1人)の支出が非常に厳格で、議会事務局のチェックも漏れなくなされていることから、同様の事態は生じないものと思います。(※1)
例えば当たり前ですが、行政視察に伴う旅費・宿泊費は議会事務局を通じて相手方へ申し込むことになっており、議員がどうこうできるものではありません。視察報告も書面で議会事務局を通じて議長に報告する義務があります。また切手などの金券の購入も禁じられています。
1円単位から領収書を添付して、支出入簿に記載し、年度末に提出することになっています。

これに対して、大津市長の公費出張については、どのような内容であったのか、不透明なものがあります。(市長公務日程等に市長スケジュールの一部に関して記載はされているものの、情報公開請求によって得たものと突合していったところ、不透明なものが散見されました。)

一般質問でも取り上げましたが、

①本年6月2日に、大阪の「大江橋法律事務所」へ、政策調整部長、広報課長、総務課長を伴い、訪問している件
②本年7月3日夕方に、ユニバーサルスタジオで開催された「米国独立レセプション」へ参加している件
③本年7月30日と8月12日に、桶谷教育委員も教授を務める「京都教育大学」に秘書課長を伴い、訪問している件

上記3件については協議録も、報告書も残されておらず、どのような出張であったのかその目的なども分かりませんでした。

市長答弁によると、
①は、日経ビジネスに掲載された記事に関して、顧問弁護士ではないが、大阪の弁護士法人にその対応に関して相談しに行った。
②は、招待状が来たので参加した。
③は、いじめ問題や教育長不在問題について協議をした。
というものです。

議員はシッカリと1円単位で報告を上げています。
市長にも税金を使っているという意識を持って頂いて、1円以上の公費支出について公文書として残してもらいたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝



【参考】
※1:大津市議会政務活動費について(大津市議会HP)




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