平成25年度 決算委員会 その1

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也です。

伊香立南庄町の件で、市の環境部がわけのわからない対応をしており、怒りのボルテージがあがってきています。この件については後日 一部始終をまとめて記載したいと思いますが、不誠実でなめきっている越市政には鉄槌が必要とあらためて感じています。


さて現在、大津市議会では平成25年度の予算執行の決算審査を行う委員会「予算決算常任委員会」が開催中です。私は「教育厚生常任委員会」に所属しているので、主に教育委員会案件、福祉こども部案件、健康保険部案件を扱います。
※大津市議会にはその他3つの常任委員会があり、分担して審査をいたします。

委員会中、何も質問や提案をしない議員もいるのですが、きっと深い考えがあって押し黙っておられるのだと思います。私は言いたいことがそれなりにありますので、積極的に執行状況の確認や提案をしております。昨日は教育委員会と福祉こども部の決算審査を行い、幾点かについて質問(提案)をいたしました。以下の通りです。


「合計特殊出生率」の目標達成に向けて、現状をどのように分析し、今後どのような対策を講じていくのかを質問。相関分析による施策検討の必要性を提起。
→市長は就任冒頭の議会で「大津市の人口減少を食い止める」と述べ、出生率上昇に言及しました。私も当然ながらその必要性を強く感じています。しかしやっていることが、スローガンだけで何ら達成に向けた説明がつく対策を講じられていないように感じています。何をすれば出生率が高まるのかを分析し、そこに予算の選択と集中を図っていかねばなりません。その必要性を提起し、福祉こども部の政策監からは今後、相関分析なども検討していく旨の答弁がありました。

民間保育所の保育士の確保が厳しくなってきているので、来年度は「保育士の処遇改善対策」をすべきである。
→以前、一般質問でも取り上げたのですが、周辺自治体においても待機児童対策が推進されており、保育士が地域全体として不足気味になってきています。施設園と保育士のマッチング機能を強化することは良いのですが、そもそもの問題として処遇をなんとかしなければ人が集まりません。来年度は更に多くの施設がオープンしますので、保育士の育成と処遇改善が喫緊の課題です。市としての対応を求めていきます。

大津市社会福祉協議会の「特定資産」(目的を持たせた預金=プール金)の内容確認。
→他の自治体でも問題となった「特定資産」。それなりに目的を持って積み立てられはするものの、実質的には隠れ資金のケースもあります。大津市がどれくらい外郭団体の状況を把握しているのかを確認しました。が、あまり把握はされていないようでした。大津市社会福祉協議会においては平成25年度あらたに500万円の特定資産が積み立てられていますが、今後もしっかりと市がチェックをしていかねばならないと考えます。

「地域コーディネーター」は来年度から始まるコミュニティスクールの基盤となる重要な事業である。現時点におけるPDCAサイクルでの課題検証はどのようなものとなっているか。
→これも以前に一般質問で取り上げましたが、平成25年度から始まった「地域コーディネート本部事業」の中の地域コーディネーターの役割について確認をしました。効率的な業務となるように目標管理制度の導入を以前提案し、教育長が「やる」と述べましたが、結局はあまりなされていないようで残念です。来年のコミュニティスクールの開始まで時間がありませんので、予算編成時期までにしっかりと課題検証をするように求めました。

いじめ対策の一環で行っている学校教諭の感性を磨く研修について、どのような内容となっているのかの確認。また職業教育を充実する観点から営業職などへの研修先の拡大の検討について提案。
→いじめ事案が生じて第3者委員会から「教師に感性を磨く研修が必要」との提言が出され、その成果に付いて確認をしました。福祉施設等に教師が派遣研修で赴き、その成果を教育委員会の中で報告書として共有するとのことでした。私からは、ろくに一般社会の経験がない教師も多いと思うので一般企業での研修の必要性を述べました。高校にしろ大学にしろ卒業した後はほとんどが一般企業に就職します。そして毎日の売上・利益の中で仕事をしていきます。そうしたことを知らない人が子どもの教育に携わっているのは大いに課題だと思います。



また昨日は2ヶ月にわたり、インターンシップに来てくれた大学生(二十歳を超えた2人)と慰労会をしました。彼らとは今後も長く付き合っていきたいと思います。最後は日本を取り巻く安全保障体制のあり方について話に華が咲きました。

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大津市議会議員 藤井哲也拝





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