新しい世代による政治。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。


昨日、大津市議会では議員の能力アップを目的とした議場研修が行われました。
立命館大学・公務研究科長の鵜養幸雄教授による、「M・ウェーバー『職業としての政治』に学ぶ」という題目での研修でした。

私は大学では政治学を専攻しておりました。その関係で「職業としての政治家」は何度か読んだことがあります。政治家には「情熱(志)」、「責任感(説明責任)」、「判断力(観察力)」が必要だというのは改めて思い出しました。この中の一つ「情熱」は私が会社名の由来にもしています。

鵜養教授がしきりに仰っておられたように、「すぐ役立つ人間はすぐに役だ立たなくなる」というのは良く理解できます。ビジネスでも同様でひとたび技術革新が起きればそれまで生かせていたスキルなどが全く無用のものになりかねません。液晶テレビ工場が巨大な投資をしたのにも関わらずほんの数年で中国に設備ごと売却したのは記憶に新しいところです。

そうした中で「古典“に”学ぶ」ということの大切さを改めて仰っておられました。
「古典を学ぶ」ではなく、「古典に学ぶ」というもので、単純に古典を学ぶのではなく、古典から現在にいかせるものを考えることの重要性です。


さて、この日曜日には第2回目の「次代の大津を築く会」が開催され私も参加しました。


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この「次代の大津を築く会」は大津市議会の同僚議員と前議員が企画運営されていて、私もその趣旨に賛同し初回より参加させて頂いています。
今回は、成安造形大学の加藤賢治氏が大津にある文化資源をご紹介し、次代の大津を考えるディスカッションをするものでした。改めて大津市には素晴らしい歴史資産が多いことに驚きました。慈眼堂には徳川家康の側近であった南光坊天海の御墓があり、西教寺には明智光秀のお墓があり、仰木の歴史は源満仲に遡ることなど、歴史マニアには溜まらない資産の宝庫だと思います。
こうした貴重な歴史資産を受け継いできた大津市は現在、大変「もったいない」ことをしていると思います。現職知事ではありませんが、無駄な税金を使うことだけがもったいないのではなく、ある資源を使わないのも、もったいないと言えます。せっかく観光プロデューサーも新設したのであれば大々的にプロモーションをしていくべきです。本当にもったいないです。


最後にご報告。
このたび議員インターンシップを受け入れることになりました。
「NPO法人ドットジェイピー」から2名程度と、協定締結した立命館大学大学院から2名程度の合計4名前後です。

私自身も政治家の中では十分若い部類に入ると思いますが、今後の日本や滋賀大津を背負って立つ若者がどんどん育つように機会を提供していきたいと思います。
政治家はあくまで手段です。「政治家になりたい!」という人ではなく、「●●をやらねばならない!」という志を持つ人を育てていきたいと思います。

ぜひ有為なインターンシップにしたいと思っていますので、ご興味持って頂ければと幸いです。宜しくお願い致します。



大津市議会議員 藤井哲也拝


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