曼荼羅山の金毘羅宮。

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滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

私が住むのは大津市の「真野」という地域です。
今から20年前に真野学区から真野北学区が分区して2つの学区となりました。

この真野学区と真野北学区のちょうど境目くらいに「曼荼羅山」という180メートルくらいの山があります。曼荼羅山古墳とも言われていますので、きっと昔の豪族が埋められた山なんだろうと思います。

その山のてっぺんに「金毘羅宮」が建っています。


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今から200年前に、比叡山の探題(座主に次ぐ地位)前大僧正の豪恕上人が79歳の時に創建しました。
その昔、真野普門地域は水の利便が悪く、経済的にも豊かではなかったことから、縁があった豪恕上人がこの地域の発展を願い、曼荼羅山の上に水の神様、海運の神様である金毘羅宮を建てたとのことです。
以来、真野の地域は栄え、人口も増え、町は大きく開けてきました。
また、豪恕上人は書の達人として有名で、上人の書を貼っておくと、火除けになるということで、現在も山頂には上人の字が記された碑が残っています。


先日、この金毘羅宮にて、「普門金毘羅社創建200年記念大祭」が開催され、私も参列させて頂きました。誠に恐縮です。


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(式終了後に奉納された太鼓演奏。「響」の皆さん)

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(創建200年を記念して植樹もされました)


今後も、この地域に住む皆さんが安心して暮らすことができるようにと願います。
子どもの頃は遊び場、中学校の頃は部活練習の場だった場所が、このように由緒ある場所だったのを知れたのも大変勉強になりました。後に続く世代の人たちにもこの山とこの社の成り立ちを伝えていきたいと思います。



大津市議会議員 藤井哲也拝




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