【一般質問解説】 環境美化センター建て替えは果たしてうまくいくのか?

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

2月議会の一般質問についての解説、最後の項目は「環境美化センターの建て替えに関して」です。(第4項目の解説から少し時間が空きました)


先日報道で、環境美化センター(ごみ焼却施設)所在地の環境整備対策委員会と建替え合意に至ったとありました。地元からも安心できる施設を早期に建設するような要望が出されたところです。

この問題に関して、2月議会で質問を行いました。
内容としては、

●建替え後、余熱利用施設(つまり、温水プール)の設置場所はどうするのか?
●建替え後、直営ごみ収集の車両基地はどこに設置するのか?

という問題です。
ごみ焼却時に発生する余熱を利用して、温水プールを現在設置しています。
また、大型ごみの収集は現在、市直営で行われており、パッカー車などの車両は焼却処理施設の敷地内に置かれています。

しかしながら、建替えに際しては、ただでさえ狭い敷地に関わらず、リサイクル処理施設を設置するため、温水プールと車両基地のスペースがなくなる可能性が大となっています。

温水プールも余熱を利用できるのは、施設から1キロまでの距離ということらしく、周辺に新たに土地を確保できるかがポイントです。できなければ余熱利用は当然できず、あらたに多大なエネルギーを要することになります。
また、万一余熱を利用できなくなれば、温水プールの性質は「余熱利用施設」から「地元対策施設」に変質してしまいます。これも非常に大きな問題です。

また、車両基地においても、あまりに遠ければ業務に支障が生じるので、隣接地などに土地を確保せねばならないと思います。


これら疑問に対して、
「温水プールについては、現在も検討をしているところ」と言う答弁。
「車両基地については、規模を縮小して施設敷地内に置く方向」という答弁でした。


環境美化センター(改築後は、大津市中部クリーンセンターに改称?)整備については、地元の方の理解なくして前には進みません。
万一、建設に遅れが生じると、その後に改築予定の北部クリーンセンターと時期が重なってしまい、多額の財政負担が生じてしまうだけではなく、その時期に不測の事態があれば市内のごみ処理が機能不全に陥る恐れもあります。

ごみ減量実施プランの推進とあわせて、この5年間くらいは、全く気の抜けない期間となります。この問題に気づいているのは環境部職員と一部の議員だけだと思います。




またこの質問とあわせて、先の議会で質問した「環境美化センターの故障に関する損害賠償の検討状況」を伺いました。
焼却炉が故障してバイジンが検出されたのは、定期点検を行う業者の点検ミスが要因にあるのではないか?とする問題提起です。
故障しなかった方はシッカリと点検していた箇所を、なぜか故障した方は点検していませんでした。

事前に独自収集した情報によれば、「顧問弁護士に相談して損害賠償はしない方針に固まった」というものでしたが、答弁では「検討中」というものでした。
単なる時間稼ぎなのか、本当に検討をしているのか分かりませんが、私は市にも当然責任はありますが、定期点検を行っている業者に全く責任がないとは考えていません。相応の損害賠償を負ってもらわねばならないと考えています。

市には適宜、検討状況を伺っていきます。議会で聞かねば情報が入ってこないというのではなく、こうした問題は市から積極的に議会(または質問者である私)に経過報告がなされないといけないと思うのですが。


大津市議会議員 藤井哲也拝



【追伸】
みんなの党代表の報道の件では、ご支援者の皆様にはご心配をおかけして申し訳ございません。昨日、ネット記事で知ったところで、雑誌記事もまだ確認しておりません。まずは事実確認をしっかり行い、あらためて思うところを述べさせていただきたいと思います。
現時点で1点言えることは、私自身の2011年選挙において党からは金銭支援を受けていないことです。(旗5枚だけを頂いています。)







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