琵琶湖環境保全のために、ヨシ刈りは必要。

ホームブログ>琵琶湖環境保全のために、ヨシ刈りは必要。



おはようございます!
大津市議会議員@滋賀県 の藤井哲也です。

昨日は毎年恒例となっている「ヨシ刈り」が行われました!

P1010168 P1010170

P1010171 P1010172


ヨシ(葦)は、成長する際に水を浄化するとされています。
伊藤園の「お茶で琵琶湖を美しく。キャンペーン」サイトにヨシ刈りの効果について記載がありますので、一部抜粋をさせて頂きます。


「ヨシとは?」
ヨシは北海道から沖縄までの湖沼や河川の水辺に大群落を形成する代表的な大型抽水植物。4月に出た新芽が、水中の窒素やリンを吸収しながら、わずか2~3ヶ月の間に2m近くにまで成長し、12月中旬~3月下旬の刈り取り時期には4m近くまで伸びます。窒素やリンを吸収したヨシを刈り取ることにより、水中の汚染物質が湖外へ出る。これがヨシの浄化作用で、琵琶湖の富栄養化を防ぐ仕組みになっています。

「水をきれいにする。」
ヨシ群落には、”水をきれいにする”3つの働きがあります。
 ①富栄養化の要因となる、水中の「窒素」や「リン」を養分として吸い取る。
    ※「富栄養化」…湖沼等の水中に溶けている窒素・リン等の栄養塩類が多い状態。
      富栄養化が進むと、植物プランクトン等の異常繁殖によって赤潮・アオコの
      発生に繋がります。
 ②ヨシの水中の茎につく微生物や群落の土中の微生物によって水の汚れを分解。
 ③水の流れを弱くし、水の汚れを堆積。

以上、抜粋引用。



この事業は近畿1000万人以上の水がめとして預かる滋賀県民がボランティアで継続しているものです。
ヨシを刈り取るための鎌や、手袋、ヨシを運ぶガソリン代など消耗品が必要となりますが、この部分を大津市がずーっと3万円の補助を出してきて頂きました。
琵琶湖をきれいにしようという市民県民の思いを、汲みとってきて頂いたことは地味ではありますが私は評価しています。

しかしながら、大変残念なことに、この事業に対する応援、補助を大津市がやめようとしているようです。越市長による判断だそうです。
私としては環境保全の面からも、また地域の交流を深めるためにもこの事業を絶対に必要だと考えています。

補助金3万円で誰かが得しているわけではなく、地域住民は単純にボランティア精神で忙しい中、寒い中、琵琶湖に浸かりながらヨシを刈っています。
そうした思いを無視し、単純に補助金をカットし、この事業の廃止も已む無しとする態度には呆れるばかりです。

住民、市民あっての行政です。
当然ムダな事業はどんどん削って頂きたいと思いますし、私も議会で再三にわたって提言をしてきました。職員給与も民間水準に比べると高いですし、大津市長給与賞与は知事を越えて県内で最も高い額です。それ以外にもムダな事業をたくさんやっています。
そうした無駄を切らずに、地域住民が市の環境保全に協力しているこの事業を切るのはおかしいとしか言いようがありません。

越市長は一度、カタチだけの訪問などではなく、現場をしっかり回り、地域住民の声を聞いて政策判断をされるべきだと思います。
この2年間、越市長を見てきましたが、そうした姿勢は残念ながら見られません。
独りよがりの自己満足パフォーマンスの政治は、もうやめて頂きたいと念じています。


少し長くなりました。
昨夜は、琵琶湖大橋病院グループさんの新年会に参加しました。
地域医療の拠点となっておられる同グループには地域の皆様も大変お世話になっています。
感謝の念を持ち、理事長、役員の皆さん、職員の皆さんと時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。


大津市議会議員 藤井哲也拝



▲ページのトップへ