【続】 平成25年11月議会一般質問④「ごみ行政について」

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おはようございます。
滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

3連休の中日。今日と明日はほとんど予定が入っていませんので、久しぶりに子どもと一緒に時間を過ごしたいと思います。あと畑作業もしなければ!


さて、昨日の記事の続きを書いていきます。

そもそも「ごみ減量実施プラン」については、焼却炉の性能低下を念頭に置いて策定されたものなのか疑問を持っていました。
すなわち、その策定にあたっては毎年0.2%ずつ処理施設の性能低下が生じることを前提に作られていると聞いておりましたが、これまでの性能低下のスピードを計算してみますと、年平均7.5%程度の性能劣化が生じてきたことがわかります。

性能低下スピード予測

大津市が述べる0.2%の性能低下では、稼働から25年経った現在の処理能力は172トン/日 ないといけない計算になりますが、そうではなく現在の処理能力は150トン/日 程度しかありません。
性能の劣化スピードは毎年同じ率低下していくとは限りませんが、あるとき 一気に性能が低下するもので、耐用年数が25年とされている焼却炉については 今後 さらに性能が低下することも十分考えられるわけです。

そのように考えると、大津市が算出している0.2%ずつの性能低下は、非常に甘く見積もっているのではないかと考えたのです。

北部クリーンセンターの性能低下は、計算したところ環境美化センターよりもマシでした。
これは恐らく炉の形式の違いによるもの、メンテナンスのしやすさに起因するのではないかと推察します。

私が従来の性能低下ペースに基づき北部クリーンセンターと環境美化センターの性能低下を合算し、大津市が述べる0.2%の性能低下との比較を行ったところ、平成27年度では500トン~600トン、平成28年度においては約1000トンのごみが処理もせず、減量も出来ずで放置される計算となりました。

この時点で私の計算が間違っていなければ、平成28年度時点で1000トンのごみを更に削減するか、または市外搬出しなければならないことになります。


また、私はごみ問題の専門家でもなければ、知識に明るくありませんので、ごみ施設整備や維持管理、そしてごみ減量をセットで専門家に審議して頂くことが必要ではないかと考えました。
大津市では「廃棄物減量等推進審議会」があることは何度かご紹介しましたが、そちらに施設整備の専門家を招いて、あわせて審議することを議会では提案したところです。


大津市の答弁としては、残念ながら先のブログに掲載させて頂いた内容のものでした。
【参考】『しっかりと答弁できる人が答弁すべきでは?』(平成25年12月12日記事)

この質問については第2ラウンドがあります。
私が所属している「生活・産業常任委員会」での所管事務調査です。
引き続いて、委員会での質問について記事をまとめていきます。



大津市議会議員 藤井哲也拝






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