大津市教委が「コミュニティ・スクール」について研修会を実施!

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おはようございます。
滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

今年も大津の副都心「堅田」の駅西口開発事業で、市保留地の販売が今月19日から始まります。
以前よりブログで紹介させて頂いている通り、素晴らしい環境にある販売地ですので、ぜひ土地付き家をご検討の方は、候補に入れて頂けましたらと思います。
【参考】「大津 堅田山の手~堅田駅西口土地区画整理事務所~」(ホームページ)


さて、昨日は朝から市役所にて、教育課題にかかわって「コミュニティ・スクール」に関する講演が、市教委の校園長会議で催され、私も勉強のため傍聴いたしました。
【参考】読売新聞記事「学校運営に地域の力を コミュニティ・スクール導入へ」


講演内容は以下の通りです。

1.「地域とともにある学校づくり」学校運営に求められるPDCAサイクルとコミュニティ・スクール
  文部科学省 初等中等教育局参事官付 出口寿久さん

2.「学校評価を活かした信頼される学校づくり」~コミュニティ・スクールの歩みを通して~
  福岡県春日市立春日西中学校 教頭 大森制也さん

3.学校・家庭・地域力の相乗で子どもが育つコミュニティ・スクールの推進
  福岡県春日市教育委員会 教育長 山本直俊さん



「コミュニティ・スクール」については、一昨年のいじめ事案が生じてから、私自身が研究を進めてきたテーマで、昨年12月議会でその導入を大津市に提案したところです。
【参考】『「東京都杉並区役所」と「京都市」へ学校教育に関して行政視察』(24年11月13日ブログ記事)
【参考】『コミュニティ・スクール(地域運営学校)制度導入に関して』(24年12月30日ブログ記事)


当時の澤村教育長からは、12月議会で以下の答弁を得ました。

 コミュニティ・スクール制度導入に関してでございますが、議員御指摘のとおり、学校と保護者が連携を密にし、地域と一体となって子どもを育てていくことの重要性は今後ますます高まっていくものと考えております。本市では、平成20年度より全校園において学校協力者会議を立ち上げ、地域、保護者と学校が一体となって連携する土台を築いてきたところでございます。この会議では、学校運営支援、安全・緊急対応、学校評価といった内容について、地域、保護者の代表の方と学校が話し合う場を設け、地域ぐるみで子どもを育てていくために積極的に取り組んでいただいております。今後は、学校協力者会議の充実を図るべく、他都市のコミュニティ・スクールの事例を参考にしながら、学校運営を含め、地域、保護者がより参画できる制度のあり方について研究してまいりたいと考えております。

 なお、今後教育委員会におきましても協議をさせていただきたいと、このように考えております。



澤村教育長から現在、富田教育長に変わっておられますが、教育委員会としては一貫して、コミュニティスクールについて研究を重ねてこられ、昨日 学校園長の先生を対象に、講演がなされたと理解しております。
いじめ問題の第三者調査委員会の報告書にあった、地域コーディネート本部も本年度からスタートし、車の両輪のひとつは走り始めています。今後は、学校と地域との連携を推進するための本丸、「コミュニティ・スクール」の導入が議論されると考えております。

講演された講師が仰っていた言葉で、「地域の子供を、責任ある地域の人の声を拾って地域と一緒に育てていく」のが、大津市民憲章にも掲げられている「時代にふさわしい風習を育てましょう」にも通ずるという話は印象的でした。

また、前掲の読売新聞記事中に 富田教育長のコメントが掲載されており、「富田真教育長は「市教委の改革には家庭や地域の力が欠かせない」との考えで、来年度からの導入を目指している。」とのことであります。

コミュニティ・スクールは、地域による学校教育支援で、今後の開かれた教育改革において必要不可欠だと考えており、極めて嬉しいコメントであります。
今後、私も「コミュニティスクール」制度が大津市でも普及されるよう努めていきたいと考えています。
また、文科省においても「コミュニティスクール」導入を検討する自治体に対して新規も含めて補助事業を開始しました。12月議会では、こうした国の動向も踏まえ、提案質問を1年ぶりにさせて頂こうと考えています。


コミュニティスクール25年10月
(文科省ホームページより「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)平成25年度事業予算」


大津市議会議員 藤井哲也拝

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