リボンフェスタ2013。

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おはようございます!
大津市議会議員(滋賀県)、藤井哲也です。

昨日は、南草津で「リボンフェスタ2013」が開催され、参加致しました!
よく「●●(色)リボン」と言うのを聞いたことがあると思います。

例えば、ピンクリボンであれば乳がん予防であり、ブルーリボンであれば拉致被害者救済であったります。
それぞれの活動を啓発するための企画で、今回は「オレンジリボン」、「ゴールドリボン」、「虹色リボン」の3つの事業に取り組んでおられる方がプレゼンテーションをされました。

「オレンジリボン」は児童虐待防止の活動であり、「ゴールドリボン」は小児がん支援、そして「虹色リボン」は子どもの貧困問題であります。


ーーーー [イベントの内容]----

① オレンジリボン運動(児童虐待防止)
講演者:特定非営利活動法人 子どもの虐待防止ネットワーク・しが

② ゴールドリボン運動(小児がん支援)
講演者:NPO法人 ゴールドリボンネットワーク
理事長 松井秀文氏(アフラック社元会長)

③ 虹色リボン運動(子どもの貧困)
講演者:虹色リボン運動事務局
代表 犬飼公一氏

④特別講演
湯浅 誠氏
(元内閣府参与。自立生活サポートセンターもやい・反貧困ネットワーク事務局長)

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(満席の会場)

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(虹色リボン運動のシール)


参加して、改めていろいろと考えさせられました。

子ども(17歳以下)の貧困率は2006年の14.2%から、2009年には15.7%になり、日本の全世代平均の15.7%→16.0%と比較して、急速に貧困率が高まっているとのことです。
ここで言う「貧困」とは、「相対的貧困」を指しているそうで、貧しい国で飢餓に苦しむ子どもたちの様なイメージのものは「絶対的貧困」ということのようです。
この貧困率はOECD加盟国の中でも最下位とのことです。

特別講演の湯浅さんもですし、虹色リボン運動の犬飼さんも同じことを言っておられましたが、大学進学率が低く貧困の連鎖が起きやすい、「子ども」が貧困であればあるほど、それは遠い将来にわたっても国そのものの安定性に関わってくるとのことです。
貧しい環境で育った子どもが、成長してもなかなか定職に就けなかったりで、社会的な生産性も低下するし、またその子どもも貧困になる恐れが高いとのことです。

この貧困の連鎖を断ち切るのは、「教育」であると強調しておられました。
生活保護や助成金のバラマキであれば、子どもの親が使いこんでしまう恐れもあるためあまり意味がないらしく、そうではない未来への投資として教育は非常に効果があるとのことです。

現在大津市でも、学生による構成されるボランティア団体atlasによる「中3学習会」が開催されており、貧しい家の子どもたちに、大学生が手弁当で教育機会を提供されています。
本当に素晴らしい取り組みだと思います。
私もatlasを立ち上げられた犬飼さんとは2年ほど前に知り合い、また現在の代表である日野さんとは2年半ほど前に知り合い、それからのお付き合いですが、本当に多くのことを学ばせて頂きます。
【参考】大津中3学習会


今回のイベントに参加して、あらためて自分のやるべきことについて考えました。
私がやりたいことも実は「貧しい人を減らしたい」という思いです。
10年前に会社を起こして、フリーターやニートと呼ばれる人たちの就職支援や職業訓練をやっているのも、また政治を志して経済活性化や教育の一層の充実に力を入れているのも(そしてその財源を作るための行政改革も)、貧しい人を減らしたいからです。
この思いの動機についてはまた機会を見て書きたいですが、あらためてそのことを思い出しました。

議員の任期はちょうど折り返し点です。
あらためて原点に立ち戻り、自分のやるべきことをやっていかねばならないと考えた一日となりました。

イベントに関わられた皆様本当にお疲れさまでした。



大津市議会議員 藤井哲也拝


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