平成25年2月議会一般質問⑥ 『中小企業条例について』

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

一般質問6項目は、「中小企業条例」についてです。
たまたま本日付で大津商工会議所、北商工会、瀬田商工会連盟による、「(仮称)大津市中小企業振興条例の制定について[要望]」が大津市議会議長宛に提出されました。

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関連する質問を昨年12月議会で行いまして、その結果 来年度から条例が必要かどうかを検討する予算が、今議会提出予算案において8万円余り措置されています。

[質問内容]
雇用創出や法人税等の収入を増やす側面からも、中小企業振興にぜひ積極的に取り組んで頂きたい。平成25年4月当初予算の商工業振興推進事業費の中に「中小企業条例制定に関する庁内研究会」費として、8万4千円の予算が付けられている。聞くところによると講師の先生に来て頂いての研究会は4回で、庁内職員のみによる研究会も随時行っていくとのことである。
ついては、平成25年度末時点では最低限でも条例を制定するのか、しないのかだけでもハッキリとさせるべきだと考えるが、来年度の庁内研究の目標をどのように設定しているのかを伺う。



大津市からの答弁はおおよそ以下の通りです。
● 平成25年度予定している庁内検討では、中小企業の進行のみならず産業振興の観点から外部講師も招き幅広く検討するものにしたい。
● 関係部局との協議を踏まえ、取り組み方針を決定していきたいと考えている。
● 最終的には市内経済団体や市民の皆様からの意見を聞いて決定したいと考えている。


来年度、十分な検討をして頂き、中小企業の振興及び産業振興に寄与する条例制定やビジョン策定に向けたアクションをとるための礎を築いて頂きたいと切に思いますし、大津商工会議所はじめ経済団体が、来年度前半(平成25年4月~10月)に条例策定委員会を設置することを要望していますので、その要望を重く受け止め、行政が果たすべき役割を認識し、スピード感を持って行動して頂きたいと思います。
私も庁内検討をモニタリングしてまいります。


【JR小野駅前駐輪場整備&有料化に関する追加調査】
JR小野駅前駐輪場整備に関して引き続き調査を行っています。
昨年、大津市が行った調査によると、アンケート回答者のうち「79.3%」の方が「現状のままでよい・整備はいらない」または「有料になったら自転車バイク等は利用しない・他の方法を利用する」と応えていることがわかりました。

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(平成24年5月10日に大津市が行った「小野駅前自転車駐車場整備に関するアンケート調査結果」)」


地域の声は明白に反対です。(サンプル調査ですが)
私としては駐輪場整備は賛成ですが、駐輪場の有料化は反対です。
受益者負担の観点から誤解を招きかねませんので少し説明しますと、「受益」について本当に市統一的な水準を欲しているかということです。

条例では「有料」と「無料」の違いについて記載があります。

(駐車場内における損害の責任)
第7条 駐車場に駐車する自転車等の損傷又は滅失については、本市及び次条の規定に基づき有料の駐車場の管理を行う者(以下「指定管理者」という。)は、賠償の責めを負わない。ただし、その自転車等の駐車に関し本市又は指定管理者が善良なる管理者の注意を怠った場合は、この限りでない。


有料化の場合は、この「善管注意義務」によって生じる利用者の利益に相当する負担が根拠になると思いますが、「善管注意義務」の欲求水準について、小野駅駐輪場利用者の約80%は、その想定されるサービスの質において費用対効果の側面から「不要」と答えていると言えます。
つまり、小野駅ではある程度、現在でも秩序が守られているように私には感じられ、指定管理者に管理を任せる必要性が低く、または常駐スタッフを置く必要性はなく、その分、駐輪場利用料を安くするといったことも今後検討していくべきと思うところです。
この件については引き続き、地域の声なども調べていきたいと思います。

大津市議会議員 藤井哲也拝

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