近江建築塾 景観まちづくりフォーラム。

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おはようございます!本日は立春。
大津市議会議員、藤井哲也です。

先日(2月2日)に、同じ大津市議に教えて頂き、「近江建築塾 景観まちづくりフォーラム」に参加させて頂きました。
今回は第3回目と言うことで、私の地元に近い「堅田」という町を散策し、意見交換するというプログラムです。

「堅田」の歴史については、ウィキペディアに詳細記載されていますので、興味ございましたら、ぜひご覧くださいませ。
【参考】「堅田」(wikipedia)


先のブログ記事にも記載しましたが、大津市では都市景観を守る取り組みが住民主導で行政がサポートする形で進められています。
この堅田も、古くは湖族の郷として繁栄し、現在も古い伝統的な街並みが広がり、地域住民の皆さまもこうした街並みや景観を守る取り組みをされています。

景観まちづくりフォーラムでは主に3か所まわりました。

最初に伺ったのが「湖族の郷資料館」です。
堅田の町の歴史について様々な資料が展示して説明されています。
特に堅田の町は蓮如上人の影響が強く、(蓮如が寛正の法難によって大谷本願寺を延暦寺によって破壊され、堅田に逃亡したことによる)関連した貴重な資料も多数存在しています。

堅田1
(湖族の郷資料館2Fから)

堅田2
(湖族の郷資料館外観)


次に伺ったのが、浮御堂(満月寺)です。
琵琶湖上にせり出したカタチでお堂が建立されていて観光名所となっています。
源信(恵心僧都)が建立し、松尾芭蕉もこの地をこよなく愛しました。
芭蕉の「鎖あけて月さし入れよ浮御堂」の句が境内に立っています。

堅田3
(浮御堂から見た満月寺)


最後に伺ったのが、居初氏庭園です。
堅田の豪族三家の一つである居初氏の邸宅に伝わる茶庭で北村幽安作とされ現在国の名勝指定がされています。

堅田5
(居初氏庭園入口)


(居初氏庭園内側、琵琶湖を望む)


身近にありながら、今まで知らなかったことも多く勉強できてよかったと思います。
なにより地域の方々が街並みを守ろうと様々な活動をされているのを知ることができて、行政と地域住民との景観施策、観光施策の進め方について見識を深めることができました。

なお大津市の職員の方も来ておられました。連携を図って頂き、更に景観形成が前に進むように取り組んで頂くことを念じています。


大津市議会議員 藤井哲也拝



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