真野川改修促進協議会。

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こんばんは!
大津市議会議員 藤井哲也(みんなの党大津代表) です。


ようやく夏の野菜が収穫期に入ってきました!!
私の性分なんですが、聞いてばかり、見てばかりだったら、結局その立場と言うものが理解できないと思っていますので、まずは自分で体験です!農業は小学校の時に体験でやって以来、全く触れたことがない分野だったのにも関わらず、優しく?教えて頂いていることに対して、地元の皆さまに感謝です!
私が住む、真野学区には、「真野パイオニアサークル」という農業振興による地域活性化サークルがあり案す。
どんどん参加して、農業のことを勉強し、農業の中での苦労を知り、そして農業での地域振興や雇用創出の可能性について考えていきたいと思っています。


(茄子と唐辛子が成長中!)


さて本題ですが、去る6月26日に、「真野川改修促進協議会」が真野支所で開催され、私も地域の議員として参加致しました。
昨年も議員になったばかりの時期に参加させて頂き、大津土木(滋賀県の組織)や、大津市建設部の皆さまが来賓として参加され、地域の自治連合会長はじめ自治会長さん方が参集し、意見交換を行いました。

真野川は氾濫する川と聞きます。私の友人に聞いても子どもの頃に氾濫したと聞き、また地域の古い方に聞けば、その昔は大浸水を起こしていたということでした。
昔と今とではその住宅の多さが全く異なり、最近は集中豪雨も頻発していることもあるので、万一 真野川が氾濫し、地域一体が水浸しになるようなことがあれば、本当に問題と思います。

昨年9月議会で、私は「万一 真野川が氾濫し、一帯の住宅が床下、床上浸水した場合、大津市はどのように補償するのか」という旨の質問をしましたが、結論から言えば、「補償はしない」という答弁でした。
つまり、台風や集中豪雨が起きて、真野川があふれても行政としては何も補償はしませんというものです。
それならば、きっちりと氾濫しないように管理や改修をすべきと思いますので、私はこの問題に関しては厳しい態度で臨んでいます。

滋賀県の計画らしいので詳細はわかりませんが、今後20年近くかけて、河口から1キロまでの河川改修を優先して行うというものです。しかしながら地域の方ならご存知と通り、新宿橋付近や、荒木橋付近こそ、氾濫の恐れがあります。浚渫(川に堆積している土砂などを取り除くこと)だけでしのげるならば良いですが、昨年9月4日の台風襲来の際に、私が付近を見に行けば、決壊の危険性を感じるまでの水位となっていました。
聞くところによると、おおよそ50m/h の降水量しか、真野川は耐えられないということです。
それを聞いて、尚さら背筋が凍りつきました。結構、少ない水量で決壊するのだなあと。

新宿橋の湖側には、「大津北消防署」があります。
川が浸水した場合、消防署内に越水することはまあないと思いますが、その前の道路も浸水した場合、消防車両や救急車両は出動することができるのか?一抹の不安を感じます。

また、洪水ハザードマップを行政は作成しているのですが真野川は認定されていないため、浸水地域のシミュレーションがたてられていません。
びわ湖が水位上昇し洪水となった際、堅田駅付近まで水につかる事になります。このとき、真野川も重なって決壊していたら、この付近一帯まで水びたしとなります。
そうなったとき、若者は大丈夫でしょう。しかし高齢の方は大丈夫でしょうか。寝たきりの方は?
家に閉じ込められて、床上まで水が浸水してきたら。
行政は補償ができないのならば、せめて不十分な河川改修事業のスピードをあげて、地域住民の安心度が高まるよう、全力で取り組むべきと思います。

今回の河川改修促進協議会に参加して、なおその思いは強くなりましたし、なによりも、滋賀県職員のあまりの対応の悪さに行政不信が強くなりました。
大津市職員は地域住民のことを考えて下さると思うのですが、滋賀県職員は役所意識がいっそう強いのでしょうか?または地域軽視なのでしょうか?地域住民をだますような資料を出してきて、住民から資料の問題点を突っ込まれ、ばれたら取り繕うようなことをせず、誠実な対応をすることを強く希みます。
来年も開催されますので、地域の安全のために、更に厳しい態度で臨みたいと思います。



(終了後に場所を移して、懇親会を開催しました)


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