市長定例記者会見3月21日から。

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おはようございます!
大津市議会議員 藤井哲也です。

今週は個人的にはかなり忙しい週になっています。
昔から社員研修のお仕事を頂いていますが、新卒入社時期ということもあり、こうした業務が増えています。たいへんありがたく思っています。実際の研修は私がすることは最近はほとんどありませんが、テキスト準備などの研修準備や講師アテンダントが必要です。
来週も引き続き、研修のお仕事が続きますので、がんばらねば。

さて、市役所ホームページに、市長定例会見の質疑応答が記載されていますので、気になるものをピックアップ。



【観光振興について】

記者:
観光振興に関して、大津市としては「ちはやふる」という漫画の舞台をキーワードとしてやっていると思います。一方、県のほうは、ビワイチ、びわ湖一周の観光を振興していこうという話をしていると思います。そのあたり、県と市の観光面でのタイアップ、協力関係はどうですか。大津市は大津市で「ちはやふる」をPRしているし、県は県でビワイチというような感じがしていて、何か連携をもう少しとれたらというふうに思ったのですけれども。

市長:
「ちはやふる」は「ちはやふる」でやっているんですけれども、県がやっているびわ湖のビワイチの観光も、大津もその一部です。そういった意味では当然連携もとっていかないといけないし、とっていければというふうに思っています。県が観光関係の施策やイベントをするときには、当然大津市は入っているので、その部分については一緒にできればと思います。

記者:
県が幾つかの観光地をピックアップして紹介するというような形をとっていますけれども、当然、そのうちの一部に大津市の近江神宮なども含まれてくると思います。県の大まかなビジョンのもとで、大津市が協力できたらということですか。

市長:
はい、そうですね。

記者:
この間、石山寺で木が倒れました。本堂のほうに倒れなくて、逆側に倒れてよかったという記事があったと思います。大津市の場合、平地よりは山際にお寺や神社が集中しているかと思います。石山寺などは市としても大切なお寺だと思いますが、市として、倒木対策について何か検討していらっしゃることはありますか。

中野広報課長:
国有林とか保護林とかが多いものですから、なかなか勝手に切れない部分があります。もとより管理所有地、寺社地なら寺社地ということになりますし、そこに管理をお願いすることは、もちろんさせていただいています。なかなかそこは一概に規制をかけられないというところがあるので非常に難しいと思います。

◎私のコメント
「ちはやふる」というマンガ・アニメがはやっているということです。
近江神宮で毎年百人一首大会が開かれているのは御存じのところですが、この近江神宮が聖地的位置づけで描かれています。そのため、大津市も平成24年度予算で2、3百万円の予算をかけて広報活動を行います。
私は知らないマンガだったのでちょっと調べましたら、2009年に「第2回マンガ大賞2009」に選ばれ、2011年には「第35回講談社漫画賞少女部門」を受賞しています。現在累計500万部以上の単行本が売れているというマンガです。
個人的には、この事業を担当する専任者を設けるくらいし、作家・放送局と連携を密にし、滋賀県との連携を深め、予算をもう少しつけるなどした方がいいと感じます。財政は厳しいですが、市外県外からわざわざ大津市へ来て下さる方が増えて観光客誘致にもつながりますので税収を上げるチャンスでもあります。
知恵を絞れば地域活性化につなげられると思います。


【納税課での横領事件等について】

記者:
行政改革の話が出ていましたが、納税課の横領事件で、2,000万円ほど回収できない、回収のめどがない状況となっているということですが、それに関して何か考えはありますでしょうか。

市長:
強制執行しても財産がなければ回収できないので、それについてできるところはしっかりするという。

記者:
できるところというと。

市長:
まあ預金とかの差し押さえとか、強制執行をするというところはしますけれども、それ以上財産がなければどうしようもないので。

記者:
例えば、庁内で募金を集めるとか、そういうお考えとかは。

市長:
今のところはないですね。

記者:
例えばの話ですけれども、別の市で、庁内でいろんなワードのソフトとなどを使い回して業務で使っていたと。それは庁内の中ではみんな知っていたけれども、違法にソフトをコピーして使っていたということで、2,000万円ぐらいの損害賠償求められたところがありました。税金から出すわけにもいかないので、それを課長補佐級以上で寄付を集めて支払ったというところがあります。今、提訴していますけれども今回の市民病院の件では記録が全くなく、今、市長から見ても多分無理だと思いますが、4,000万円、大分ざっくりしたものを請求しています。しかし、きっと通らないでしょうし、今回の納税課の件についても、今のところ回収が難しいと、いうような感じで、もともと市に入るはずだった税金が入らない状況です。結局もし回収ができなければ、税金で穴埋めするということなりますけれども、それを、直接穴埋めではないですけれども、寄付など税金以外の方法でそれを解消するという考えはあるのでしょうか。

市長:
それは、今のところないですね。なので、本人に対してあらゆる方法で執行していくという。徴収できるところから全部とっていくというのはあるのですけれども、その方法についていろいろ検討はしていますけれども、それで補てんできなかった部分をどうするかというところで、寄付というのは今のところは考えてないですね。

◎私のコメント
元大津市納税課職員による2699万8100円の税金着服事件についてです。
市県民税に係る業務上横領事件の調査報告書(大津市)
一般の市職員には連帯責任はないのでこの市長コメントは妥当だと思います。ただしこのままでいいわけではありません。なんとかして一部返還されて、残る2413万円の横領金を取り戻すべく動いてもらいたいと思います。
財産の保全はすでにしているとのことであり、また今後発生するだろう元職員の債権についても返還を求めていくということです。
そのほか、家族にも連帯保証人を求めるのも必要だと私は思います。「第1回公判における検察の冒頭陳述によれば、仕事や家庭のストレスを発散するため、洋服や貴金属などの購入を繰り返し、消費者金融へも手を出し、その結果、金策に困って、市県民税の着服・横領という犯罪を引き起こしたということである。」とのことであり、家族も同じく公務員だと聞いていますので、収入の相場観は当然知っているなかで、急に洋服や貴金属などの高価なモノを買うなどおかしいと気づいていたかもしれませんし、また横領した税金が、(家族として共有の)私的財産の形成にも寄与していたのではないかと思います。



さて、4月に入り、エンジンもかかってきました。
来週は大津市内の幼稚園、小学校、中学校の入学式です。
サクラの咲く季節となってきました!

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