ウィズコロナ、アフターコロナを考える

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コロナウィルス感染拡大防止として採られた緊急事態宣言で、企業活動の停滞があった1ヶ月でした。
ようやく東京や大阪などを除いて、制限解除がなされ、気持ちも晴れてきました。
この1ヶ月、時間はゆっくりありましたので、これからの方向を改めてじっくり考えることができたように思います。
自分自身と対話して、自分の方向性をこれほどゆっくり考えたのは、大学生以来だと思い、そうした点ではこの間、時間を有効に活用することができました。

また思うところを積極的に文章にまとめて、社会に提言することもしてきました。

▶︎言論プラットフォーム「アゴラ」への寄稿記事
 「コロナショックで新たな就職氷河期を生まないために
▶︎時事通信社「地方行政」及び、Public dots & Company「パブラボ 」への寄稿記事
 「地方自治体における就職氷河期世代支援の進め方





3月、4月の景気動向指数は大きく落ち込んでいます。
私も現在は1中小零細企業の経営者になっておりますので、まさかこのような経済状況になるとは思ってもいませんでした。
幸いと言って良いのか、2月から営業活動をして4月までの間で、なんとか今年一年分の仕事を受注することができて、なんとか落ち着いていますが、日銭商売をされている事業者にとっては本当に貯まったものではないと思います。優良な事業者も今回のコロナショックで倒産してしまうと、将来の日本社会にとって必要な地盤が失われてしまいます。いま選別している時間はないと思うので、とにかく全ての事業者がコロナショックで潰れないように対応をしていく必要があると私も感じています。

また、ウィズコロナ、アフターコロナでは働き方が大きく転換していくものだと考えています。
バッと自分の思いついたことを書き記しただけですが、やはりリモートワークが当たり前になる「ニューノーマル」がこれからは進み、働く場所や時間、雇用形態というものが、あまり意味をなさなくなるのではないかと考えるところです。
会社代表ブログ



一体感やエンゲージメントを持つため、一定のリアル会議は必要かもしれませんが、製造業やケアワークでもなければ、出社して無意味にネットサーフィンして時間を過ごす必要や、無駄な朝礼、無駄な通勤、無駄な会議も必要ありません。
わたしがこうした変化の中で着目しているのが、雇用形態の融解です。一方では、改めて非正規労働者が雇用調整機能のバッファになっていることが露見しているわけですが、他方、何が「正しい勤務体系」かは、リモートワークが恒常化して、New Normalになるだろう近い未来において、定義することさえ陳腐になると考えています。

一夜にして、長年議論されてきたフリーランスや副業兼業による所得の扱いに決着が付きそうになっています。もう古びて老朽化している社会保険制度や年金制度も、国保や国民年金に一元化されれば、私はスッキリ解決すると思うのですが、どうなんでしょうか。今後、議論は一気に加速するような気がしています。

「正規」「非正規」という現代版身分制度の疾苦から脱却し、誰しもが「正規」の働き方を享受できる社会の入り口に、いまウイズコロナ、アフターコロナを展望する際に立とうとしているなら、ピンチをチャンスとして捉えて、良い方向に社会パラダイムを動かしていかねばならないて思っています。
まずはNew Normalに対応するための業務プロセス見直し。そしてNew Normalに適応した就業規則や雇用勤怠ルールの整備。そうした議論の基になるたたき台が必要だと思います。
できるなら、そうした新しいルールメイキングに、私も加わっていきたいと強く願っています。動きます。


徐々に仕込んできた案件が、これから芽を出してきます。
ウェブサイトもとりあえず中身は制作中ですが、立ち上げました。
そろそろ動いていこうと思っています。


藤井哲也


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