8月15日。東京都中野区役所へ行政視察。

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 本年の8月15日は、東京都中野区役所へ行政視察へ行ってきました。先方のご都合でこの日がいいということで、お盆真っ最中でしたが、一路東京へ行ってきました。

 視察項目は、「オープンデータを活用した地域包括ケア事業」と、「行政手続きの電子化による影響」の2項目です。



 中野区では昨年度、東京大学公共政策大学院が行う「チャレンジ!オープンガバナンス2017」に対して、「地域特性にあわせたデータの見える化で、虚弱者の早期発見とケアの実現」をNPO法人と明治大学大学院と連携し提出されました。(見事、ハーバード ケネディスクール アッシュセンター賞を受賞されました)


 ヒートマップとして、虚弱者が多い地域を見える化して、地域包括ケアシステムにおけるアウトリーチ型支援を行っていこうとするものです。この概念、システムを用いれば、虚弱者支援対策のみならず、学力向上施策や、防犯対策、健康推進施策などにも転用することができるはずです。しかもグーグルマップを活用したシステムということなので汎用性も高いと考えらえます。
 今回は、このシステムやヒートマップデータを用いた今後の施策展開をお伺いしました。



 また「行政手続きの電子化による影響」については、中野区も東京の真ん中にあるにもかかわらず、マイナンバーカード普及率は13%程度で、手続きに要する労力も大きいことから、電子化は進んでいるものの、実際に電子申請・届出などをしている人は、少ない様でした。
 現在国では、スマホにマイナンバーカード情報を組み込めるように、2年後の実現を目指しています。仮にスマホにマイナンバーカードが組み込まれ、スマホを使って、金融機関での手続きや、各種契約・決裁などができるようになっていけば、行政手続きにおいても電子化が本格化していくのかもしれません。現時点では、都市部であっても電子申請がそこまで普及していない現状をヒアリングさせて頂いたことに、意味があったと感じています。


 帰りに少し時間がありましたので、靖國神社へ参拝しました。
 今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈りたいと思います。



 この日、靖國神社前は、様々な思想を持っている人が集まっていました。
 こうした日、場所が、宗教勧誘や偏った政治的示威活動に利用されることがないように願うばかりです。折しも、次の通常国会に憲法改正案が提出されるとかされないとか。議論をすることはもちろん大切だと思います。そして解釈改憲ではなく、必要があるならば、国民の審判を経て、しっかりと改憲されなければなりません。


フジイテツヤ









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