北朝鮮の問題について。

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こんにちは!
大津市議会議員(滋賀県)の 藤井哲也 (みんなの党) です。

寒いですが、去年の今頃はようやく みんなの党から内定を頂き、政治活動をはじめようとしていた時期です。
“みんなの党 滋賀県大津市議会第1支部” を設立したのが、平成22年の12月21日でした。
この肌寒さの時期がまためぐってきたのかといえば、一年の早さを感じます。


昨日、北朝鮮の金正日委員長の訃報が流れました。
AM11時過ぎに読売オンラインにて、正午に北朝鮮が特別放送をするというのを見て、正午過ぎに北朝鮮が発表したのをネットで見ました。

治世の評価はここでしません。
今後のこととしては、やはり極東地域の安全保障が気がかりです。

私は大学の時は法学部の政治コースにいており、国際政治を学びました。学んだといっても大学レベルなので知れていますが、ダイナミズムはなんとなく理解しました。
国際政治の中では、「パワー」が重要で、なかでもジョセフ・ナイ氏による「ソフト・パワー」、「スマート・パワー」の概念に大きく学ぶものがありました。

つまり、軍事力などのハードパワーではなく、そうしたハードパワーや経済力や外交力をベースとした政治的影響力、文化的影響力(ソフト・パワー)のせめぎあいが国際政治において重要であるというものです。


極東地域は良くも悪くも、各国の思惑もあり、パワーが均衡している状態といえます。
しかし、今回の金正日委員長の死去によって、権力継承がスムースにいくならば問題ありませんが、私としては少し早すぎたと感じます。まだ権力継承が未完成の段階と考えられ、国内は数カ月後から不安定な状況になるように思います。
日本、米国、韓国もそうですが、一番の痛手は中国と考えられ、経済的支援による負担増や、国内不安定による難民の受入れの可能性などという直接的な問題や、万一米国や韓国による影響力が北朝鮮におよぶようならば、緩衝地帯といえる地域がなくなり、経済自由主義国家と隣することとなって、経済、文化の面で影響をを受け、中国国内の統治にも波及する恐れもあります。

日本にとっても、万一北朝鮮国内でクーデータなどが生じれば、核拡散リスクや日本海を越えてくる難民の問題が発生するかもしれません。
また均衡しているパワーバランスに変化が生じることによって、極東地域一帯において安全保障の面から懸念すべき事柄が出てくるかもしれません。

日本政府には、原発事故を招いたときのような「想定しない」問題が起きないよう、十分にリスク管理を図ってもらいたいと一国民として願うばかりです。


議会も終わり、いよいよ年末までカウントダウンの季節です。
大みそかまで気を抜くことなく活動を継続していきます。おかげさまで忘年会シーズンということもあり、いろんな方から呼んでいただきます。12月30日まで予定が埋まってしまいました・・・。財布はキツイですが、やはり地元の方からいろいろとお話を聞かせて頂けますので、貴重な機会です。ありがとうございます。



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