2月議会・一般質問①「真野地域の諸課題について」

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 閉会して少し時間が経ちますが、2月議会で取り上げた質問を掲載します。
 代表質問の方で市政全般について問い、一般質問ではどちらかと言えば地域課題を取り上げることとしました。そのため一般質問にしてはローカル色がやや強い内容となっておりますが、あらかじめご承知くださいませ。

 最初に取り上げたのは私が住まいする「真野」という地域の周辺課題についてです。
 特に堅田駅西口の交通安全対策を再度念押しし、真野川南岸エリアの避難場所の確保、そして新堀川の浸水対策についてです。いずれも前向きな答弁が頂けたと考えています。


【質疑応答】
Q 藤井から
 1点目は、堅田駅西口周辺の通学路、生活道路の安全対策についてであります。
 いよいよ今年中に堅田駅西口広場が完成をいたします。この間、堅田駅西口土地区画整理事業の事務所や道路建設課及び管理課の職員の皆様をはじめ関係者の熱心な仕事ぶりによって事業が進められてきたことに対しまして感謝申し上げます。
 郷土への愛着を高め、地域のブランド価値を高めるべく、真野や堅田の地域らしさを取り入れた修景デザインとなるように、2015年12月に本会議で提案をしたところ、成安造形大学の協力のもと、真野、堅田両学区の自治連合会や大津北商工会青年部、近隣の単位自治会の意見を取り入れたすばらしいデザイン案が提案をされました。また、デザインのみならず、地産地消のこだわり材料も使用されることとなり、地元からも一日も早いオープンが待ち望まれております。
 さて、その堅田駅西口広場の工事着手が5月から始まりますが、これに伴い、周辺の交通網が再編をされることとなります。昨年6月通常会議の本会議で同地域の交通安全対策を求めたところ、今日に至るまで迅速に対応をいただいているところではありますが、依然として近隣自治会からは通学路や生活道路における交通安全対策を求める声が大きいところです。
 そこで、改めて当該地域における道路交通網再編に際して、総合的に万全な対策を願うところでありますが、所見をお伺いいたします。



 2点目は、昨年9月通常会議本会議でも取り上げました新堀川の浸水対策であります。
 スクリーンに投映しているのが堅田駅周辺の地図でございますけれども、ここが新堀川と言われるところでございます。堅田駅の横を通って、真野から堅田の内湖まで抜けるというふうな川になっております。真野中村から堅田内湖につながる河川でありますが、昨年夏に2度増水いたしまして、隣接家屋の床下浸水危機があったことから、26世帯の署名をもってその原因調査と改善を緊急要望したところでありました。未来まちづくり部長による答弁では、河川増水の要因調査を行い、改善策について検討するというものでありました。
 そこで、今年の夏に昨年夏の増水と同様の事態が生じることを避けるためにも、これまで行政にお願いしてきた新堀川浸水の原因調査と改善策の検討の結果をお伺いいたします。

 3点目は、真野学区内の真野川南岸地域の広域避難所としまして、新たに春日山公園の指定を求めるものであります。
 スクリーンに投映しているのが春日山公園周辺の土地であります。先ほど申し上げました新堀川というのがここの川でございますけれども、春日山公園については、堅田駅からこのように抜けて、このあたりになっております。また、この先には、現在工事が計画されていますけれども、通称大林道路と言われるものがあって、伊香立に抜けるというものになっております。湖西台と言われる地域でございます。
 真野学区では真野小学校などが広域避難所となっていますが、真野川増水時や夜間の避難を想定しますと、真野川を越えた移動にはリスクが伴うものとなります。真野川がここに走っておりますので、小学校があるのがこのあたりなんですけれども、実際にこのあたりに住んでいらっしゃる方々が真野川を越えて避難所に向かうとなると一定のリスクが伴うというものになっております。
 本市回答におきましては、唯一の進入路が土砂災害警戒区域に指定されており、今後指定が解除されるか、別の進入路が確保できればとのことでありますが、地元では、通称大林道路と呼ばれている都市計画道路堅田駅西口線の建設は、用地譲渡について土地所有者との協議途上にありまして、誠に残念なことに、当面動きを見通すことができておりません。
 そうしたことから、大津市行政としても市民の安全・安心のために春日山公園の避難所指定に向けて、関係機関と連絡を図って善処をすべきと考えますが、見解をお伺いいたします。



A 執行部(玉井義文未来まちづくり部長)より
 まずはじめに、真野地域の課題についてのうち、1点目の堅田駅西口周辺の通学路、生活道路の安全対策についてでありますが、平成29年6月通常会議で御答弁申し上げましたとおり、今後新たに開通する道路により周辺地域の道路網が再編されることとなります。このことにおける必要な安全対策については、近隣自治会の皆様とともに検討を重ね、交差点における注意喚起のための区画線などを設置することにあわせ、狭隘道路への進入や通り抜けを抑制するための看板を設置する予定であります。今後は関係機関と調整しながら、道路網再編までの早い段階で、対策に基づいた工事の全てを完成できるよう、地元の皆様の協力を得ながら迅速に実施してまいります。

 2点目の新堀川の浸水対策についてでありますが、昨年の10月から11月において河川増水の要因調査を行いました。その結果につきまして、周辺の大津市道の側溝などからの流入口や、その上流の閉塞は確認できませんでした。また、堅田内湖においては、11月に地元の方々とともに清掃活動を実施させていただきました。さらに、自動開閉水門の作動について確認を行ったところ、異常はありませんでした。
 昨年9月の通常会議において藤井議員の御質問に答弁いたしましたとおり、河川増水については今回の調査以外にも、降雨の状況や、それに応じた水門の管理など、いくつかの要因が関係していると考えており、今後は水位の調整などの改善策について関係者との調整を行ってまいりたいと考えております。

A 執行部(上野隆平総務部長)より 
 3点目の春日山公園の避難所指定についてでありますが、議員お述べの春日山公園多目的グラウンドを指定緊急避難場所とすることについては、グラウンドと周辺住民を結ぶ主要道路は市道幹1075号線であり、現在両側歩道を含め整備が完了しております。しかしながら、一部土砂災害警戒区域が含まれていることを課題と認識しております。
 一方、現在の避難所へは真野川を横断する必要があることや、地元住民から春日山公園を避難所として指定する要望が出ていることから、今後関係部局とも協議を行うなど、指定に向けて具体的な検討に入ります。


【再質問】 藤井より
 春日山公園の指定避難所についてでございます。
 これまでも言われていましたとおり、現在進入路がありますが、この部分が急傾斜地の指定になっていまして入れないということで、私も認識しているところでありました。
 今先ほどの答弁であれば、指定に向けて協議していくとのことなので、前向きな御答弁かと思いましたけれども、これについてどのような対応を今後していく予定なのかお伺いしたい。
 また本市の地元への回答では、唯一の進入路が土砂災害警戒区域に指定されておりというふうなことで書かれてはいるんですけれども、昨日私も現地に行って改めて確認したところ通れるんですよ。舗装もされていまして、大津市の市道であり、接道しているところまでが里道と思われるのですけれども、道路幅も十分ありますので、進入路としては確保できていると思いますので、このあたりについても御見解お聞かせいただければなと考えております。

【再答弁】執行部(上野隆平総務部長)より 
 再度の御質問にお答えいたします。
 まず1点目、どのような対応ということでございますが、これまで総務部でこういった市道幹1075号線の一部が土砂災害警戒区域に含まれていることを課題として、基本的には今すぐ指定は困難かなというふうには思っておりましたが、議員御指摘のとおり、真野川を通っての避難についても大きな課題であると改めて認識したところであります。
 そういったことから、庁内の関係部局は当然でございますが、これは避難する際にはどうしても地域の防災力の力が必要かと思っております。2点目の御指摘いただいている里道を使ってということも含めて、こういった警戒区域、危険箇所も把握して、先の御質問でもいただいていますが、地域のマップをつくっていただくとか、いろんな形で、避難場所へ指定した際の手法が考えられるかなと思っております。そういったところから、庁内関係部局だけのみならず、地元の方と御相談させていただいて、これが担保されるのかというところを確認した上で、具体的な指定に向けての手続に入らせていただきたいと思っております。



藤井テツ




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