東京出張。そして代表質問。

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 代表質問の前日に、久しぶりに東京出張してきました。
 用件は、東洋経済新報のライターさんとのミーティングがメインでした。
 旧知のライターさんへ、大学院の研究論文を送らせて頂いたところ、大変興味を持っていただき、近々取り上げて頂けることとなりました。研究成果を社会に広く知っていただき、そしてそれが何かしらの政策推進や企業活動の改善につながるのであれば、大変嬉しいことだと思っています。
 ちなみに私の研究論文は、すでにウェブサイトへアップしています。ご覧いただき、ご意見やお問い合わせなど頂けましたらさらなる励みになりますのでよろしくお願いします。
 → 研究論文「雇用形態や子育て・コミュニティ 活動がスキル獲得に与える影響」

 また当日は、たまたま衆院本会議で平成30年度予算案の審議が行われる予定でしたので、国会へも寄せさせて頂きました。滋賀1区自民党の大岡先生の事務所へお願いし、傍聴券をご手配頂いていたのですが、結局採決は夜になってしまったため、国会議事堂を見学だけさせて頂きました。



 大津市議会の議場も、結構いい雰囲気なんですが、やはり国会議事堂は全く別格でした。
 重厚感が全く違いました。ついでに憲政記念館も行きたかったのですが、時間の関係で行けませんでしたので、また機会があれば行きたいと思います。

 夜は私が敬愛するベンチャー起業家である蔵元二郎さん(BNGパートナーズ代表)が主催された経営者フォーラムに参加しました。私も企業経営者の端くれとして、改めて東京と地方との意識やスピード感の格差を実感しました。日本で成長志向の仕事をするなら残念ながら東京しかないかもしれません。それほど情報や人が集積している実感を抱きます。人の成長は、経験によって差が出ると思いますが、その経験の差は、環境が大きいでしょうし、その環境を作り出すのは人だと考えますので、やはりそれだけ思いを持った人が集まる場所である東京は、すごくイノベーティブな環境が備わっているような気がします。滋賀県も負けてられませんが、やはりそのためには、有能な人が集まる場を創出することが必要だと思います。

 さてその私が敬愛する蔵元さんが常に述べておられるメッセージに、「男の順序」というものがあります。これは薩摩藩の祖とも言える島津義弘が述べたとされる「薩摩の教え」に基づくもので、

 ◆男の順序
  一、何かに挑戦し、成功した者
  ニ、何かに挑戦し、失敗した者
  三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
  四、何もしなかった者
  五、何もせず批判だけしている者

 というものです。
 これはビジネスの世界でも言えることだと思いますし、政治の世界でも言えることだと思います。
 女性活躍や一億総活躍とも言われる昨今、活躍するためにはまずは挑戦することが求められると思うのですが、やはりステップアップをしていこうとする思いは、私自身も常から持っておかないといけないなと、今回の東京出張で改めて感じたところでした。


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 代表質問が行われ、私も会派を代表して登壇質問を行いました。詳細については、また記事を別にしてまとめて参りますが、いい経験をさせて頂いたと思っております。

 市民センターの機能等あり方検討についても質問を行い、これに関して翌日の新聞でも取り上げて
頂きました。

(京都新聞 2018年3月2日朝刊記事)

 代表質問では、市長から、「改めて日程も含めて見直していく」という路線で答弁がありましたが、私は何か腑に落ちていません。越市長を甘く見てはいけないと思っており、この場を切り抜け、結局は元のスケジュール(2020年度から支所統廃合)で進むのではないかという疑念を強く覚えています。
 実際に答弁では決定的なことを市長サイドは述べていません。あくまで「改めて考える」と言っているに過ぎません。改めて考えて、木戸支所や藤尾支所、田上支所などを復活させて、そのまま十分な議論もしないまま、行政案で突き進むのではないかと考えています。
 おそらく最初から、住民側のハレーションを想定して、厳しめの素案を出し、妥協したように見せかけて、腹案として考えていた「より良い案」とされる案を出してくるものだと思います。こうした手法は交渉の常套手段であり、市長からすると想定通りの流れだと思います。

 議会の中では、市長答弁を受けて若干安堵感が広がっているように思いますが、私自身は今後も疑いの目を持って対応をしていきたいと考えています。


藤井テツ



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