大学院ももうすぐ卒業。

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昨年4月から通い始めた大学院も、もうすぐ卒業です。
 私の研究論文は、「雇用形態や子育て・コミュニティ活動がスキル獲得に及ぼす影響」についてです。自分の専門分野である就労支援や人的資源管理の領域と、現在の議員や会社経営者としえ経験してきた知見を融合させて、日本の少子化にどうすれば対策を講じることができるのかを、まったく新しい視点から研究を進めました。先日、論文発表・査読の場もあり、無事に大学院の全課程を終えることができました。支えてくれた議員仲間や、家族、関係者に感謝申し上げます。

藤井哲也研究論文

 私も今年で40歳。大学卒業から約20年間、雇用問題に一貫して取り組んでくるなかで得られる知識も大変重要でしたが、体系的に物事を考えていくための、この2年間はかなり重要だったと感じています。
 実際、何を学べるかは、学ぶ意欲に関わってくるので、大学院に行ったからといって、誰しもが学びを深められるわけではなく、また大学院に行かずとも、学びを進めることができる人もいるかもしれません。ただ私自身は、大学院に行って正解だったと感じています。学習環境や、偶然の気付きが、大学院での授業や研究論文作成過程、違った世代の方々との交流の中で得られたと感じます。

 いま、国ではリカレント教育(生涯学習)を、強化しようとしています。
 これは、人生100年時代を見据えて、キャリアの中期(40歳くらい)で一度、知識のテコ入れやバージョンアップを図ろうとしているものです。確かに20年前と言えば、「ウィンドウズ98」が登場したころですが、いまは「ウィンドウズ10」です。知識基盤をアップデートしておかないと、新たな知識(アプリ)も活かすことができないと思います。そういった意味で、自分自身が体験してわかったことは、国が進めようとしているリカレント教育は、大変重要であるという認識です。

 また同時に、地方自治体においても、生涯学習(リカレント教育)の重要性は高まると考えます。大津市でも、生涯学習の拠点である「公民館」を、コミュニティセンターに移行しようとする動きが本格化しています。この2月議会にも補正予算として関連する議案が提出予定です。
 言うまでもなく、公民館は社会教育法に則って設置されている施設です。しかし、公民館では法律上制約が多い為、この制限を撤廃した施設(=コミュニティセンター)とすべく、行政が動いています。私自身はそれはそれで良いと考えますが、大津市行政は、市民センター機能等あり方検討(支所統廃合)と、コミュニティセンター移行を、同じ議論のベースにおいて物事を進めようとしています。ここに問題があると考えています。
 本来、公民館のコミュニティセンター化と、支所統廃合は別問題です。


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 前記事で取り上げた「道の駅・妹子の郷」の仮店舗の違法建築の問題ですが、2月5日に議会へ報告がありました。以下の内容です。

妹子の郷 違法建築


藤井テツ

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