5月連休も後半。

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 5月の大型連休も後半です。真野の田植え作業も大凡済みつつあるようです。
 夏の風水害がなく無事秋の豊作を迎えられることを願います。


(5月3日撮影)


 端午の節句の今日、地元「真野」において唯一神輿が担がれる、真野大野の河内神社へ行きました。
 河内神社のお神輿は江戸時代前期のもので、老朽化により数年前リニューアルされようとしていたところ、市の学芸員の方に見てもらい、その歴史文化的価値が明らかになった事から、最小限のメンテナンスのみ行って貴重な文化財を残すことになった経緯があります。古いお神輿だけあって非常に重厚です。

 


 この「河内神社」ですが、宇佐八幡宮信託事件で道鏡の陰謀を止めるなどして活躍した藤原百川が晩年(770年頃?)に、真野の神田神社に参った帰り道で此の地が河内(大阪)に似ていたことから、領地であった真野大野に河内神社を創立したと言われています。

 万葉集にも「真野」がよく取り上げられているように、「真野」の歴史は古く、近江国滋賀郡四郷のひとつに「真野郷」が見えることから、湖西の地において昔から此の地に人が住んでいたことがわかります。
 現代では、市街化区域と調整区域が入り混じり、町にいながらにして、田園風景も楽しむことができる絶好の居住環境だと感じています。


 議員をやっていて思うのは、議会の事柄ももちろん重要ですが、地域の宝を発見し、又は新たに作り出し、それを地域と行政とのハブの役割を担う過程で、まちづくりのプロデュースを行っていくことも重要だと感じています。
 常日頃から、「真野」の情報を発信することや、春の鯉のぼり祭りや秋の収穫祭の運営に携わるなど諸々の活動をしていますが、個人的にはまだまだ「真野」のプロデュースに、十分力を発揮できているとは思えていません。もっと頑張らねばと思っています。


大津市議会議員 藤井哲也拝




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