2月議会一般質問解説④「滋賀レイクスターズの支援を!」

ホームブログ>2月議会一般質問解説④「滋賀レイクスターズの支援を!」



 現在、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」で大津市をホームタウンとする「滋賀レイクスターズ」が降格圏脱出に向けて、毎試合激闘を繰り広げています。私も元NBA選手の田臥率いるリンク栃木との対戦に応援に行ってきました。
 今シーズンはホーム開幕戦に続いて2回目の観戦でした。私も中学校と高校時代にバスケ部に所属していて厳しい練習にも励んだことから、地元プロチームができたことは大変嬉しく思うとともに、ホームタウンが正式に大津市になったからには、議員としてもできる限りの支援をしたいと思っています。




 今回の質問は、ホームタウンになったタイミングということもありますが、滋賀レイクスターズと大津市がもっと連携を深めることで、シティプロモーション(まちの知名度向上)やスポーツ振興・スポーツ熱の高まりにつなげられることだけではなく、現在、浜大津に建設構想がある「アリーナ構想」を提唱し推進してきた滋賀レイクスターズが、このまま低迷すれば、大津の中心市街地のまちづくりにも影響を与えると思います。
 そうしたことから、今このタイミングでレイクスターズについて、市議会で取り上げ、今後のまちづくり構想にも弾みをつけたい思いがありました。そのため、今回の市議会が発行する議会だよりの私の枠には、このテーマを取り上げました。
 なんとか滋賀レイクスターズには、終盤戦では起死回生の展開を期待します。


*****

【質問】藤井哲也
 本年度新たに発足したプロバスケットボールBリーグで、地元滋賀のチーム「滋賀レイクスターズ」のホームタウンが、平成29年1月24日付けで大津市に決定した。中学・高校時代にバスケ部だった私としても大変喜ばしいことだと思っている。
 Jリーグでも採用されているホームタウン制度がBリーグでも導入され、「地域社会と一体となったクラブ作りを行い、バスケットボールをはじめとするスポーツの普及および振興」に大いに貢献をして頂けるものと思います。実際、滋賀レイクスターズは、これまでにも地域でバスケットボール教室やチア教室、また親子ふれあいバスケット教室や人権啓発活動に取り組むなど、滋賀や大津のスポーツの普及活動を中心に社会貢献活動に取り組まれてきた。
 Jリーグの事例を見ても、そうした地域に根差したホームチームが勝ったり、又は選手が懸命にプレイしているのをスタジアムやメディアで見ることで、サポーターは一体感を覚えるとともに、シビックプライドの醸成にもつながるでしょうし、チームが躍動することで全国的にホームタウンの知名度が向上することにもつながるはずである。行政が支援し、連携するメリットは十分にあるはずである。
 ご存知の通り、サッカーJリーグ・ガンバ大阪の本拠地、吹田市立スタジアムが民間主導で建設資金の調達がなされた事例を参考に、レイクスターズも浜大津に5、6千人規模のアリーナ建設を構想しています。レイクスターズ応援の機運の高まりは、今後の地域スポーツ振興や知名度向上だけでななく、本市にとって経済効果や賑わいあるまちづくりにも大きな影響を与えると考える。
 現在、シーズンも終盤に差し掛かりつつある中で、既に「諦めたらそこで試合終了」とも言えるB1陥落ライン上にある大変厳しい状況である。
 そこで、今後より一層 大津市がホームタウンとして、断固たる決意を持って、レイクスを応援していくためにも、滋賀県も担っているオフィシャルパートナーやスポンサーに本市も名を連ねた上で、まずはホームタウンデーを、ついで全てのホームゲームで会場いっぱいの観客で埋め尽くすように、市あげての広報や動員を図り、機運を高めていくべきと考える。
 公認ブースターに就任された市長の考えをお伺いする。

【答弁】越市長
 まずはじめに、ホームタウン・大津市としての滋賀レイクスターズへの支援についてでありますが、滋賀レイクスターズは、滋賀県民、大津市民にプロスポーツ観戦の楽しみやバスケットの魅力を提供するとともに、市内小中学生を対象としたバスケットボールクリニックやチア教室の開催など、地域スポーツの普及振興にも取り組まれています。
 また、昨年9月には、新たに発足したプロバスケットボールリーグBリーグ1部に加盟後、ホームゲームの約8割を本市ウカルちゃんアリーナで開催されており、観戦者の約7割は大津市民であることから、レイクスターズからのホームタウン登録の要請を受け、「広報活動等の支援」、「応援機運の醸成」、「市の施策との連携」の3つの項目で支援することといたしました。
 現在、ホームタウンの決定及び私の公認ブースター就任の広報おおつへの掲載、ホームゲームへの集客や応援協力のための市内公共施設へのポスター掲示、大津市民デーの観戦協力を職員ポータルサイトに掲載するなどの支援を行っており、さらに具体的な支援は、今後、レイクスターズと協議のうえ実施してまいります。
 なお、オフィシャルパートナーやスポンサーにつきましては、ホームアリーナやユニフォームでの自治体名称や企業広告を目的に支出され、チームの運営経費に充当されていることから、このような公費支出よりも、まずは、市民への観戦周知など広報啓発活動の支援を優先して、多くの市民の皆様が試合を観戦し、市民をあげてレイクスターズを応援していける環境をつくってまいりたいと考えております。

以上

 また総合観光対策特別委員会でも取り上げ、アウェーチームで応援に来られている方への観光振興のアプローチ策を検討するように提言しました。


 なお浜大津に構想されているアリーナについては、以前、京都新聞さんが記事にしておられますので、引用させていただきます。
 

    レイクス本拠地、滋賀・浜大津駅前に 民間主導で資金調達へ
     プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の滋賀レイクスターズが、本拠となる収容5千~6千人規模の集客アリーナを大津市中心部の京阪浜大津駅前に建設する構想を6日までに明らかにした。滋賀県や同市から土地を無償で借り、民間主導で資金調達して施設を整備するとして、行政と協議を進め、地元経済界の協力を求めている。コンサートなどの催事利用を進め、娯楽性の高いアリーナとして中心市街地の活性化につなげる考えだ。(以下略)
 (京都新聞2016/09/07記事より


大津市議会議員 藤井哲也拝




▲ページのトップへ