「浜松市」と「習志野市」へ行政視察へ行って参りました。

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こんばんは!
大津市議会議員の藤井哲也です。

昨日、大津市の元職員(納税課)が2000万円以上の公金着服によって逮捕されました。
読売新聞にはデカデカと「大津市また“ずさん管理”」と書かれていました。
周りの方からも「大津市はどうなっているんだ!」という声を聞いたもので、本日いろいろと納税課の方から経緯など詳細を教えて頂きました。

これは「納入申告書」と「証券」を管理する部署が異なり、お互いの部署がチェックしあうという制度だったとのことだが、「納入申告書」と「証券」が同封されて送られてくることが多く、開封者がどちらかの部署になることが多いとのことだ。
そしていろいろと問題はあるが、月次はおろか、年次も、さらにはこれまで関係書類の突合をしたことがないという・・・。また、なぜ担当が10年間も変わらず同じ部署で働き続けられたのだろうか。
非常に恐ろしい。これは私は非常に問題と思うので、12月議会で取り上げようと考えています。



ところで、先日、1泊2日で行政視察に行って参りました。
視察内容については前回のブログ記事にございますので、重複は避けますが、「浜松の中山間地域の生活アクセス」と「習志野の下水道の液状化対策」については勉強になりました。
浜松は人口80万人以上の政令市でありますが、大津市と同じく、都市部と中山間地が存在しており、特に過疎指定地域の交通アクセスや活性化が大きな課題になっておられます。
浜松市ホームページ

取り組みとしては、地元の方たちが主体となって生活アクセスをどうするのかという「検討会」を立ち上げられて、行政がそこに加わる形で話し合い、「デマンド・バス」(必要に応じて走らせる予約制バス)などの事業をされておられます。
維持収支率は20%と、地域の方の一定の利用が見込めれば、たとえば旧志賀町や市南部でも実施できそうな気がします。ちなみに浜松市さんはこの事業で1億円超使っておられます。

あと、習志野の下水道の液状化については、動画などを使っていろいろと教えて頂きました。


(習志野市企業局の方からレクチャー頂いている風景)


習志野市は市の多くの部分が埋立地で、その地域の下水道が震災によって液状化し、汚水が川に流れ込むなどの被害があったそうです。すぐ横の浦安市さんでも同様のことが起こったらしいです。
大津も浜大津からにおの浜など、県や市の公共施設、または商業施設が多く立つ地域が埋立地です。私もにおの浜出身で非常に身近に感じます。
汚水が川に流れて、下水道管がつまり、使用不可能になったときの市の対応など学ぶことが多くありました。中でも仰っておられたのは、県の広域下水道とのネットワーク構想の必要性と、いざというときの重機の確保のため大手ゼネコンとの協定の必要性を述べておられました。
大津市でもいざというときのために、そうした対策はとっておかねばならないとはずです。

今回は市の企業局長や、都市計画部長、建設部長も同行いただいていましたので、市の施策に反映していただけると思います。市議会からも一般質問などを通じて、そうした対策の重要性について問うていかねばなりません。

総括して、行政視察はコストの割にどうなのかといえば、学んだことを実際に市政にどう反映させるのか次第、つまり議員の頑張り次第と感じました。
今回の視察常任委員会で生じたコストは新幹線代と宿泊代と弁当代でひとり4万円くらいと思います。12人でしたので48万円の税金を使ったわけです。それ以上の価値を出せるかどうか、私は無駄にしないよう、学んだことを、よりよい街にしていくための提言につなげていきます。

行政視察を受け入れて頂きました両市の皆さまありがとうございました。




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