除草木の要望が増えています。

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 暑い季節がやってきました。今年も夏本番を迎えようとしています。
 20代の頃は必要なかったクーラーが、最近仕事中は欠かせなくなりつつあります。
 地球にやさしくいきたいのですが…。

 最近、生い茂る草木が市道などにかかり、歩行者や自転車の交通障害になったり、自動車の視界不良につながったりする件で、地域住民の方から多く徐草木の要望を頂戴します。
 もちろん全力で対応し、まずは現地確認で写真撮影の上、行政に掛け合い、要望実現のため交渉を進めています。
 急にこうした要望を多く頂くようになってきたのは、私自身が微力ながら頼りにされつつある?ことなのかなと前向きにとらえている一方で、少し前まではこうした作業をボランティア的に行って下さっていた地域住民の方が体力的に厳しくなってきた(又は亡くなったり)などがあり、そうした影響もあるように感じます。

 ただ、これら除草作業にも(少しですが)税金が投入されますので、チリも積もれば山になるではありませんが、結構おおきな行政コストになっているように思います。
 とはいえ、放置できない問題なので、道路管理者としてしっかりと行政府には対応をして頂かなければなりません。
 こうした作業を減らす(コスト削減)のためには、どういった方法がいいのか、行政府が住民に働きかけて協働で考えていくテーマではないかと思います。


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 今年4月から通い始めた公共政策大学院も1回生前期を終えようとしています。
 私がこれまで学ぶ機会がほとんどなかった統計学や経済学などの基本を習熟することができており、総じて大変よい時間の使い方ができていると思っております。議員活動の充実につなげていかねばわざわざ通っている意味がありませんので、今後は学んだことを積極的に生かしていかねばと思っています。

 前期で履修登録した講義は以下の内容です。

 ●公共政策A 計量分析(統計)の基本など
 ●公共政策B 政治経済学の基本や日本の社会保障政策・雇用政策など
 ●経済政策  地方自治体が行ってきた経済政策など
 ●産業政策論 トヨタ生産方式の理解と行政への応用など
 ●政策決定過程論 政策決定過程のいくつかのモデルなど
 ●安全保障概論 戦略論の基本と日本を取り巻く安全保障体制など
 ●地域活性化論 公民連携の事例研究や先進自治体首長の講演など
 ●社会経済学 ピケティ「21世紀の資本」を教科書にしたディスカッション

 産業政策論や地域活性化論、社会経済学を除いて講義形式(先生が前で喋るスタイル)が中心でしたが、グループワークなどを通じてチームで意見をまとめるものもありました。
 特に事前学習がハードだったのが社会経済学の講義で、非常に分厚いピケティの「21世紀の資本」を題材にディスカッションする内容だったので経済学未習熟の私にとっては、本の内容だけではなく周辺知識を理解しながら講義に臨む必要がありました。

 昨年1月に「21世紀の資本。若者の育成について」というブログ記事を書いており、当時からこの問題には大変大きな関心がありました。
 私が政治を志したのも、若者のキャリア形成や広がり続ける格差社会への問題意識があったからです。

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 7月15日に最終講があり、私が担当した第16章「公的債務の問題」について発表しました。
 ⇒ 発表資料(PPT)

 大津市も毎年おおくの借金(市債発行)をし続けていますが、これらは全て将来世代へのツケです。幸い大津市では長年財政規律が重視されてきて、また近年は公債比率も微減傾向にありますが見なければならないのは、国債発行も含めた社会全体の公的債務の状況だと思います。
 資本収益率の平均が3、4%と言われ不労所得生活をしている方も多くいる一方で、多くの市民は貯蓄もほとんどない中で生活に困っています。格差は広がっています。
 今後いっそう増え続ける社会保障関連経費(公的年金や医療費扶助など)を見据えたときに、どういった負担のあり方がいいのか、もう待ったなしの状況です。(日本の公的債務はGDPの2倍以上。世界で断トツの最高水準)
 消費税は本来、貧しい人ほど損をする「逆進性が高い」税制度です。ピケティは富を持っている人に対する段階的な資本課税制度を提案しています。日本の民間資産は2000兆円と言われており、公的債務が過去最高なのである一方、民間資産も過去最高です。お金を持っている人は持っているのです。そうしたことから考えて、消費税の増税と同時に、資本税の導入も十分に検討する余地があると思います。


 日頃の活動は地に足をつけて、市民の生活環境の向上に取り組む一方、今後の社会の事も考えて勉強をし、自分なりの考えを持って行動できるように努めていきたいと思っています。


大津市議会議員 藤井哲也拝

 




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