平成22年度決算特別委員会が終りました。

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こんにちは!
滋賀県大津市議会議員の 藤井哲也(みんなの党) です。

昨日、「大津市 平成22年度決算特別委員会」 が終了しました。


この「決算特別委員会」というものは、当初決定された予算どおりにきちんと税金が使われているかをチェックし、議会がその使われ方を承認するために行われます。

「一般的な会計」と「特別事業会計・企業会計」の2種類に分けられて審議され、その審議するボリュームが多すぎるので議員も2手に分かれて行われます。つまり、大津市議会議員は38人いますので、議長、副議長、監査委員(議員枠)2名の4人を除いた34人が、17人&17人に分かれて審議します。

私は今回、「特別事業会計・企業会計」を担当させて頂きました。


審議しました主な決算は、
【特別会計】
● 国民健康保険事業
● 介護保険事業
● 競輪事業(廃止決定)
● 堅田駅西口開発事業
● 雄琴駅周辺開発事業(平成22年度で終了)
● 葬儀事業

【企業会計】
● 水道事業
● 下水道事業
● 大津市民病院事業
● ガス事業
● ケアセンター事業

などです。
この中でも、審議していく中で見えてきた問題点もありました。
市側の答弁を聞いている中で、「その補助金の使い方はおかしいのでは?」であったり、「委託先の決め方で別に随意契約でなくてもいいんじゃないか」と思えてくるものがあります。
また、決算の数字には見えてこない課題もあります。

今回、細かい視点で審議し、採決は大きな視点で判断しました。
その結果、「大津市民病院事業」以外はすべて原案通り賛成しました。

「大津市民病院事業」についての反対理由は、
包括外部監査という、市の監査委員とは異なる全く外部の人がチェックしたところ、大津市民病院では減価償却が不十分であるとの意見がありました。これは平成22年度中に意見されたもので、当然ながら平成22年度の決算報告書でもこのことが反映されていなければならないはずです。
しかし今回の決算ではなされていませんでした。事業などはがんばってやっておられ、黒字決算ですし、医療サービスの向上のため新しい医療機器も導入されています。また現場で働くドクターや看護師の皆さまの努力も知っていますので事業については申すものではありませんが、あくまでも決算書類として不十分と判断しました。
自分の考えにもしかしたら齟齬があるかもしれないと思って、念のため、委員会でも監査委員の方に意見を求めましたが、お答えは「(今回の決算は)不十分である」とのものでした。



この決算特別委員会は結構、いろんな問題点がわかりますので議員力の向上につながったと感じています。数字の「1」は「税金1円」です。1円たりともムダに使われていないかをチェックします。

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