昨日（5月25日）に大津市企業局から、昨年3月までに発生したパワハラと職員死亡事件について報告を受けました。






　この件は私自身の認識は、パワハラと死亡の因果関係はないことはないという認識です。
　そのため「大津市企業局パワハラ死亡事件」と呼ぶことにします。

　なによりも企業局の報告資料がそのことを否定していません。
　つまり、パワハラ（A）と精神安定剤大量服用（B）の因果関係はあるとしており、精神安定剤大量服用（B)と心不全による死亡（C)は直接の関係はない（間接的な関係を否定していない）としているにも関わらず、パワハラ（A)と死亡（C）の因果関係はないとしている点は論理的な不整合性があります。つまり正しくは、パワハラ（A)と死亡（C)は直接関係していないが、なんらかの関係があるというのが正しい認識だと思います。

　本件では様々な情報を得ていますが、情報提供者を守ることや、不確かなことは混乱を招きますので記載しませんが、企業局による隠ぺいが濃厚と言えます。その一つは本日夕方に流れた報道を見ても明らかです。


（NHK大津放送局ホームページより）

　
　仮に企業局の説明を信用するならば、精神安定剤大量服薬後に被害職員が病院で覚醒した後、心不全で死亡したのであれば、病院の医療ミスの可能性も否定できません。そうなれば病院側も市の調査に対して保身から「因果関係不明」という説明をしてもおかしくありません。
　今後、調査活動を行い、問題があると認識すれば、本会議などで取り上げようと思っています。

　ちなみに昨年（2014年）6月の本会議一般質問で以下の内容で取り上げています。

Ｑ(藤井）
　本年２月議会散会後の３月下旬に、私の個人メールアドレスへ企業局職員と見られる方からパワハラと思われる事案が出た旨の情報が寄せられました。その後、議会のネット意見箱にも同様の情報提供がなされ、その数日後に改めて別の人物と思われる方から、より詳細な情報が私のもとに寄せられました。既に内部調査を進めているかと思いますが、その内部調査の状況をお伺いするとともに、この４月から公正職務審査委員会が条例設置され、委員会自らが通報対象事例の調査を行うことができると規定されたことから、当該委員会による調査の必要性と調査の基準について、本市の見解をお伺いいたします。

Ａ（公営企業管理者）
　１点目の内部調査の状況についてでありますが、現在ハラスメントの有無及び事実関係を把握するため弁護士に依頼して調査をしているところであります。
　次に、２点目の公正職務審査委員会による調査の必要性と調査の基準についてでありますが、同委員会は市長の附属機関であることから、企業局の今回の案件については公正職務審査委員会の権限が直接及びません。ただし、市長への依頼に基づき公正職務審査委員会が調査をすることは法的に可能とされております。このため、今回はそのような依頼をするかどうかは弁護士の調査結果を踏まえて判断してまいります。


＊＊＊

　最近、少し多忙にさせて頂いており、ブログ更新が遅くなっています。
　近況報告以下にさせて頂きます。


●5月22日（土曜）

　消防団の幹部教育研修に出席しました。消防局の方々が丁寧に指導していただきました。ありがとうございました。今年で消防団4年目で班長と成りました。また今年からは本部派遣分団員となり、大津市消防団が行う防災訓練やポンプ操法大会など各種行事のお手伝いもします。



　また午後からは、地域自主防災会の会議出席など。今年から地域自主防災会の副会長を務めることになりました。名ばかりとは言え、いざという時の責任が有りますので、心して取り組まねばなりません。会議では年間スケジュールの確認や防災倉庫の確認などを役員でしました。発電機に使うカセットボンベや懐中電灯の電池など消耗品の状態を一つずつ確認しました。




●5月24日（月）

滋賀県市議会議長会による「軍師ネットワーク」キックオフ講演会に参加しました。
早稲田名誉教授の北川正恭さんの講演。議会改革の重要性や方向性について述べられ、議会事務局のあり方についてもお話されました。まぁ腑に落ちる話ばかりでしたが正直申し上げて内容はイマイチだったかなと思います。また、肝心の軍師ネットワークがどういうものなのかは最後まで説明なく分かりませんでした。せめて組織の概要説明くらいは事務方にしてもらいたかったです。今後に期待です。




　夜は大津JC全体事業の第1回関係者会議。今年、私は全体事業といって公益的な活動を行う委員会の委員長をさせて頂いており、子どもの愛郷心醸成のムービーを企画製作する事業を立案しました。ムービー制作に関して、JCメンバーの他に学校関係者、主演子役をキャスティングして下さった戸田有三さん、制作会社のサークルワークス松井さんを交えて意見交換させて頂きました。大変貴重な意見ばかりで意義深い会議となりました。主演子役は、映画「マザーレイク」でも主演の福家悠くんと、田中咲彩さんです。




●5月27日（木）

　頼まれ事を一気に進捗させる日でした。
　大津JCで進めている愛郷心醸成ムービーについて、公益財団法人びわ湖大津観光協会様へ後援申請をさせて頂きました。子どもの愛郷心醸成が巡り巡って大津の観光振興にも繋がるはずです。
　そのほか大津ハローワークや、複数の学校園にも寄せさせて頂きました。母校の真野中学校では来年創立30周年となります。同窓会組織は一応あるのですが、実質形骸となっていますので、そのあたりの相談を頂きました。毎年卒業生が100円積み立てているのですが、その積み立て根拠もしっかり説明できる活動をしていく必要があります。



　学区自主防災会総会が多くの方のご出席のもと開催され、来賓としてお招きいただき僭越ながら祝辞を述べさせて頂きました。
熊本方面の大震災にも見られたように、避難所の運営は大きな課題で、真野学区自主防災会でも昨年は避難所運営ゲーム(略称:HUG)を実施されるなど災害対応力向上に努められています。
　本年は、防災倉庫の拡充など大きな投資もされます。より一層の学区防災力向上につながるように願っています。




　その他地域要望の活動に対して、現地確認や行政への働きかけもこまめに対応しています。
　なかなか細かく書き出すときりがありませんので記載しませんが、身の回りの公共的な事柄でお困りのことがあればなんなりと相談してください。解決に向けて頑張りたいと思います。


大津市議会議員　藤井哲也拝