【越市政4年間の総括⑦】~「見かけだおしの改革」でいいの?~

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いよいよ年の瀬・正月を迎えます。「一年の計は元旦にあり」と言います。
そろそろ今年一年の振り返りをすると共に、来年の抱負も考えていきたいと思います。


さてこれまで、政策面で現市政4年間の評価を行ってきましたが、総括の最後に「越市長の政治姿勢」に対して一言述べたいと思います。

越市長が2012年1月から市長職に就いて4年間。大津市には様々な出来事がありました。そして4年間、議員として近くで越市長を見てきた中で今 思うことは、「越市長には再選はして欲しくないなぁ」という思いです。4年前に「停滞から飛躍へ」と銘打ち選挙に臨み、改革姿勢を前面に市政運営にあたってきましたが、その実態は残念ながら「見せかけの改革」だったということです。

改革の英語訳は「Reform(リフォーム)」。改革したかしなかったのかと言えば、恐らく改革はしたでしょう。
しかしながら、それは「見かけ倒しの改革」であり、「張りぼて改革」ではなかったか。

最大にして最悪の問題は、「越市長の不誠実さ」です。
絶対に自分の非を認めない姿勢(性格?)。自分の身が危うくなってきたら部下や教育委員会の責任にしようとする姿勢。辻褄が合わなければ「聞いていない」とシラを切る姿勢。議会で自分に対する追求に応えようとしない姿勢。自分には甘すぎる姿勢。

「市長マニフェストロードマップ」を当初のものから改ざんし、あたかも市長マニフェストの進捗率が高いように見せかける情報操作や、職員ならば厳罰を下すであろう市長のタクシー不適切利用においても、ルール自体を問題発覚後に自分の都合がよいように作りかえる始末。


一事が万事。市長の「不誠実さ」は際立っているように思われます。
善人ぶった悪人、これを私は本当の悪人だと思います。善人ぶった仮面の下の、本当の素顔を多くの市民の皆様は知らないと思います。もし嘘だと思われるようでしたら、知り合いの議員や、市職員に聞いてみてください。


私は今回の選挙で、申し訳ありませんが越さんに厳しい洗礼を浴びてもらう必要があると思います。越市長が主張する改革(張りぼて改革)の内容も大問題だと思いますが、なによりも越直美という人間を、私は人として信用することができません。あまり他人を悪く言いたくないのですが、本当に人として最低だと感じています。

越さんを応援する方々からも、オフレコの場では批判をよく聞きます。しかしどういうわけか、そういった方々は今般の市長選で越さんを応援するらしいです。他の候補よりマシだからでしょうか。民主党系だからでしょうか。


次の大津市長になってもらうのであれば、どういった人になってもらいたいでしょう?
私なりに市長に求められる要件を考えると、

① 誠実であり信用できること
② 大きな組織をマネジメントできること
③ 行政や政治を理解していること(素人でないこと)

大きくは上記3つだけだと私は思います。

推進していく政策は、市民や議会が市長と共に創っていくものだと思います。市長は一時的に市政を市民から預かっているにすぎません。最後に決定するのは間接民主制を取る地方自治にあっては市民代表者たる議員が集まる議会です。
そうしたことから、方向性や政治姿勢がおおよそ共感できるのであれば、市長選において、事細かに政策(マニフェスト)を評価する必要はないと感じています。
※実際のところ立候補を表明された数名の方は、わずかな差はあっても、政策面にほとんど違いがありません。

それよりも、まずはトップとしてのマネジメント能力を持ち、行政・政治をある程度理解していること、そして市民感覚からずれていないこと、何よりも「誠実であるかどうか」が一議員として責任ある市政運営を進めていくために重要だと感じています。

以上のことを踏まえて、私は今回は蔦田恵子さんを応援したいと思います。
みんなの党在籍時には様々な場面で私のサポートもして頂きました。私が申すのはおこがましいのですが、人間なので良い評判もあれば、悪い評判もあるとことは分かっています。そうしたことを全て包含した上で、今回、後援会や支援者の方々とも相談した上で蔦田さんを応援することを決めました。

これ以上、越さんに「見かけ倒しの改革」を前に進められては本当に困ると思っています。
自分の子どもが社会に出る20年後、そして孫世代の50年後のことを考えると、市政を正常に戻さねばならないと思うのです。どうかご理解を頂ければ幸いです。



大津市議会議員 藤井哲也拝






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