粗がいっぱい。大津市版人口ビジョン&創生総合戦略(素案)

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本日、滋賀県民悲願の「びわ湖再生法」が国会で成立しました。
県選出国会議員の皆様(1人除く)のお力によるところが多いと思います。
尽力に感謝申し上げます。

さて午後からは、今議会に提出されている補正予算審議の「予算常任委員会 全体会」が開催された後、「大津市議会ミッションロードマップ」の情報共有のための政策検討会議全体会が、そしてその後、かねて要望していた「大津市版人口ビジョン&創生総合戦略」の説明を全員協議会という形で受けました。

9月16日議会

正直な感想は、まだまだだな・・・というところです。
というよりも、マトモに計画を作ろうとしているのかも疑問です。
(国や県が言ってきてるし、作らないと議会からも追及されるし、のような感じも受けます)

ひとつ重要なことが確認できました。
今回の「人口ビジョン」で示されている強気の将来の人口シミュレーションが、来年度、議会で議決予定の「大津市総合計画」に反映されるということです。

それであれば猶更、その強気の将来人口シミュレーションの根拠を示していただきたいところだったのですが、そこの部分はあまり深く考えていないようです。

意見としても申し上げたのですが、目標値をとりあえず挙げて、実施できそうな施策を並べているに過ぎないお粗末な内容です。かなり酷い内容と言っても過言ではありません。10段階評価でいえば、3か4くらいでしょうか。酷いです。

将来展望人口大津市


総合戦略大津市9月16日


強気で人口シミュレーションすること自体はいいことだと思うのでその部分だけ評価しますが、実際の中身が伴っていません。
特に人口の自然増対策として現状より0.1ポイント高い、「合計特殊出生率1.58」を実現するための施策が、テキトーであること。そして、社会増対策として転出者を減らす観点が欠落していることが挙げられます。

せめて恥ずかしくない計画を作ってもらいたいと思いますし、議会はそのあたりをチェックしなければなりません。
この計画の所管は、総務常任委員会ですので、所属議員には期待をしたいと思います。

なお本ビジョン&戦略のパブリックコメントが今月中にもなされます。
市民の皆様からは厳しい意見をバシバシ、市に提案していただきたいと思います。

さて来年1月の市長選挙に向け、様々な情報が入っています。
本日、知事選に立候補された小鑓さんが参議院選挙に立候補する旨、報道がされました。
保守系陣営からは1人か2人の名前が候補予定者としてうわさで聞いていますが、水面下でいろいろと動きがあります。
いずれにせよ、大津市のことが心から好きで大津をよくしたいという思いが強く、越さんのように私欲が強い方に次の市長にはなっていただきたくないと心から思います。
私自身の周囲も含め動向を注視していきたいと思います。

大津市議会議員 藤井哲也拝




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